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J-GLOBAL ID:201802210933801472   整理番号:18A1341493

硬化セメントペーストの乾燥収縮に及ぼすTiO_2ナノ粒子の影響

Impact of TiO2 Nanoparticles on Drying Shrinkage of Hardened Cement Paste
著者 (2件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 272-281(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0424A  ISSN: 1347-3913  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本論文は,硬化セメントペーストの最初の乾燥プロセスでの水和反応と乾燥収縮挙動に及ぼすナノTiO2の影響を報告する。3wt%のナノTiO2(外割添加)を含むセメントペーストと対照試料を水セメント比(W/C)0.40と0.55で調製した。6か月間水和したサンプルに関する実験の結果から,水和の熟成段階においては,TiO2の添加が,ビーライトの反応を遅らせ,わずかにポルトランダイトの析出を減ずることが両方のW/C比において分かった。C-S-Hの形成に関して,TiO2の添加は,飽和状態におけるC-S-Hの平均シリケート鎖長を増し,ナノ-TiO2は水和過程の間,低密度(LD)C-S-Hの近傍に存在する。ナノ-TiO2を添加したセメントペーストの最初の乾燥プロセスにおける乾燥収縮は,W/C=0.55では対照サンプルより大きが,W/C=0.40では逆になる。これは,W/C=0.55では,ナノTiO2の添加による低密度C-S-Hの析出の増加で説明される;しかし,W/C=0.40では,試料中に析出のための空間が少ないために,ナノ-TiO2を添加した試料のLD C-S-H量は増加しない。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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セメントの性質・分析 
引用文献 (23件):
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