文献
J-GLOBAL ID:201802210976814851   整理番号:18A1360218

免疫系,全身性慢性炎症および腸ミクロビオームの結合:性の役割【JST・京大機械翻訳】

Connecting the immune system, systemic chronic inflammation and the gut microbiome: The role of sex
著者 (5件):
資料名:
巻: 92  ページ: 12-34  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0754A  ISSN: 0896-8411  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
未解決の低グレード全身性炎症は,自己免疫疾患(AID)に関与する免疫および代謝経路を駆動する基礎となる病理学的機構を示す。AIDの動物モデルにおける機構的研究および患者における観察研究は,腸内微生物群集およびそれらの代謝産物における変化を見出し,AIDの発症または進行への微生物の寄与を示唆している。腸内微生物相およびその代謝産物は,腸内および系統的に免疫機能および免疫ホメオスタシスに影響することが示されている。微生物由来短鎖脂肪酸(SCFA)と生物変換胆汁酸(BA)は,GPRC,TGR5およびFXRのようなリガンド特異的細胞シグナル伝達受容体として作用する免疫系に影響を及ぼすことが示されている。同様に,腸透過性(漏出性腸)および細菌転移は,慢性全身性炎症に対する重要な寄与因子であり,腸バリアの修復なしで,自己免疫過程を誘発することができる持続性炎症性刺激を表す可能性がある。最近の研究により,免疫における性別特異的差異が示されており,腸内微生物相の形成と共に,雌雄間のホルモン環境の違いにより同時に形成されていることが示されている。微生物相と内分泌系の間の双方向クロストークは,ホルモン(例えば,セロトニン,ドーパミンおよびソマトスタチン)を生産することができる細菌で出現し,宿主ホルモン(例えばエストロゲン)に応答し,宿主ホルモンのホメオスタシス(例えば,遺伝子プロラクチン転写を阻害するか,グルココルチコイドをアンドロゲンに変換することにより)を調節する。ここでは,腸内微生物相とその代謝産物が免疫機能,腸透過性およびAID病理学的過程をどのように調節するかをレビューした。さらに,異なるAIDで観察された腸内微生物叢内の代謝異常について述べ,プレバイオティクスとプロバイオティクスを含む食事介入による腸内微生物相組成とその調節代謝産物の回復がAIDの予防または改善に役立つ可能性を示した。最後に,AIDに関連する微生物相異化症の一貫した観察と,腸透過性と炎症を調節するSCFAとBAの能力を示し,食事微生物相調節がAIDに対して保護できるか否かを検討し,集団レベルでAIDの発生増加に取り組む可能性があることを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫反応一般 

前のページに戻る