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J-GLOBAL ID:201802211023396892   整理番号:18A0742363

オスミウム酸塩二重ペロブスカイトの電子構造と磁気特性の比較研究:Ca2FeOsO6対Ca2Co(Ni)OsO6

Comparative Study of Electronic Structure and Magnetic Properties of Osmate Double Perovskites: Ca2FeOsO6 versus Ca2Co(Ni)OsO6
著者 (2件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 041007.1-041007.10  発行年: 2018年04月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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密度汎関数理論を用いて,3d-5d二重ペロブスカイト,5d元素を固定して選び,3d元素を変えた,すなわちCa2BOsO6(B=Fe/Co/Ni)の電子・磁気特性の傾向を調べた。3種類すべての化合物はフェリ磁性体と報告したが,Ca2FeOsO6の磁気転移温度はCa2CoOsO6あるいはCa2NiOsO6の場合よりも2-2.4倍高いと報告した。我々の第一原理研究により,この傾向の微視的洞察が得られた。FeからCo及びNiへと3d列を横切るとBサイト元素のd準位エネルギー位置がOs t2g準位位置に対して下向きにシフトして,この傾向が生じることが分った。これによって今度は,Osイオンの公称原子価がCa2FeOsO6の5+からCa2CoOsO6とCa2NiOsO6の6+へ変化し,その結果,Ca2FeOsO6とCa2Co(Ni)OsO6の間に異なる超交換経路が生じ,さらにCa2FeOsO6では混成機構に駆動された磁性が可能となる。これらが一緒になって,Ca2FeOsO6の磁気転移温度が著しく上昇して,Ca2Co(Ni)OsO6の場合に匹敵するようになる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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結晶中の局在電子構造  ,  酸化物結晶の磁性 
引用文献 (34件):
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