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J-GLOBAL ID:201802211037508986   整理番号:18A2179637

StellaはDNMT1を介したde novoメチル化を妨げることで卵母細胞のメチロームを保護する

Stella safeguards the oocyte methylome by preventing de novo methylation mediated by DNMT1
著者 (28件):
資料名:
巻: 564  号: 7734  ページ: 136-140  発行年: 2018年12月06日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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哺乳類卵母細胞の出生後の成長に伴ってDNAメチル化の漸進的な獲得が起こり,このメチル化は主に,de novo型DNAメチルトランスフェラーゼのDNMT3Aによって仲介される。精子やほとんどの体細胞のゲノムとは異なり,卵母細胞のゲノムは,転写的に不活性な領域ではあまりメチル化されていない。しかし,このような卵母細胞メチロームの独自の特性が決定される仕組みや,それが初期胚の発生能に与える影響については,ほとんど分かっていない。今回我々は,雌の妊性に必須の因子であるStellaが,マウスの卵母細胞メチロームの形成において重要であることを示す。Stellaを欠失した卵母細胞では,不活性な遺伝子のプロモーター内をはじめとして,ゲノム規模レベルで過剰なDNAメチル化が起こった。このような異常な過剰メチル化は,2細胞期胚に部分的に受け継がれており,接合子でのゲノム活性化が損なわれる。機構的には,Stellaの欠損は,DNAメチル化調節因子であるUHRF1の核内での異所的な蓄積を引き起こし,その結果,維持型メチルトランスフェラーゼDNMT1の核内での局在異常が起こる。遺伝学的解析により,Stellaを欠損した卵母細胞における異常なDNAメチロームの形成に,UHRF1とDNMT1が主要な役割を持つことが確認された。従って,StellaはDNMT1とUHRF1が仲介する異常なde novo DNAメチル化を防ぐことによって,独特な卵母細胞のエピゲノムを保護している。Copyright Nature Japan KK 2018
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遺伝子発現 
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