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J-GLOBAL ID:201802211266157048   整理番号:18A0061544

鉄系超電導体1111 系の電子物性とPIT 線材の高特性化

Electronic Properties of 1111 Superconducting Materials and Superconducting Wires Made from 1111 via Powder-in-tube Process
著者 (1件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 415-421(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: S0846A  ISSN: 0389-2441  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ReFePnO1-xFx(Re:希土類元素,Pn:P,As)とこれを超伝導コアとして用いた超伝導線材のPIT法による作製を解説した。ReFePnO1-xFxは混合アニオン層状化合物超伝導体で,単位格子中にフッ素とし酸素のアニオンを含む。LaFeAsOはLaO層とFeAs層が交互に積層しているが超伝導を示さないが,160Kで構造相転移,140K以下で反強磁性を示す。酸素の一部をフッ素に置換して混合アニオン層状化合物にすると超伝導を示す。同時に反強磁性相と構造相転移も消失する。それらは1111系と呼ばれる。これら化合物の電子磁気状態図を示した。1111系のFeサイトへの部分置換によっても超伝導相が出現する。全電子状態密度とFeの部分状態密度のエネルギー依存性から反強磁性である。しかしDFT理論によるFeの磁気モーメントは実験値よりも一桁大きく,この差の原因は明らかになっていない。しかしフッ素置換によるFe磁気モーメントの減少をDFT理論は正しく予測している。フッ素置換超伝導体SmFeAsO1-xFxの最高のTcは58.1Kである。この超伝導体テープはAgシースを用いて20wt%を超えるフッ素量でex-situ PIT法で作製された。最高のJcはZhangにより報告された39.5kAcm2であり,Snが添加されている。しかし単結晶では4.2Kで2M Acm2以上のJcが報告されている。しかし現在の所Nb系,銅酸化物高温超伝導体よりもJcが低い。
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分類 (1件):
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その他の超伝導体の物性 
引用文献 (60件):
  • 1) H.K. Onnes: “Further experiments with liquid helium. G. On the electrical resistance of pure metals, etc. VI. On the sudden change in the rate at which the resistance of mercury disappears,” Leiden Comm. 124c (1911)
  • 2) W. Meissner and R. Ochsenfeld: “Ein neuer Effekt bei Eintritt der Supraleitfahigkeit,” Naturwissenschaften 21 (1933) 787-788
  • 3) C.J. Gorter and H.B.G. Casimir: "Zur Thermodynamik des supraleitenden Zustandes," Phys. Z. 35 (1934) 963-969
  • 4) Y. Kamihara: “Mixed anion compounds for energy,” Over looking reports of the work shop for advanced research on energy, CRDS FY2015-WR-07 (2017) 34-42 (in Japanese)
  •    神原陽一:「エネルギー材料としての混合アニオン化合物」, 俯瞰ワーク・ショップ報告書 平成27 年度エネルギー科学技術分野 最新研究開発動向 CRDS-FY2015-WR-07 (2015) 34- 42
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