抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】ネオアジュバント化学療法による乳癌組織におけるリンパ球浸潤に及ぼすチモシンの影響を研究する。方法:2012年1月から2014年1月までに,著者らの病院で治療した新しい補助化学療法を受けた乳癌患者80例を無作為に研究グループとコントロールグループに分け,すべての患者は新しい補助化学療法を行い,研究グループはネオアジュバント化学療法の間にチモペンチンを投与した。化学療法終了後に腫瘍組織を切除し、乳がん組織標本を採取し、乳がん組織中と末梢血中のCD4+T細胞、CD8+T細胞、CD4+/CD8+T細胞比率、末梢血中IL-6、IL-10、TGF-β1レベルを観察した。結果:対照群と比較して,研究群のCD4+T細胞の比率は,有意に減少した(21.47%±3.29%対23.88%±3.43%,P=0.002)。CD8+T細胞の比率は,有意に増加した(30.36%±4.38%対28.43%±4.16%,P=0.047)。CD4+/CD8+T細胞は,有意に減少した(0.71±0.14対0.84±0.18,P=0.001)。両群の患者の治療前の末梢血CD4+T細胞、CD4+/CD8+T細胞、IL-6、IL-10、TGF-β1などの比較では、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。対照群と比較して,研究群のCD4+T細胞のレベルは,有意に増加した(27.67%±4.24%対25.09%±3.68%,P=0.005)。CD4+/CD8+Tの比率は,有意に増加した(0.83±0.14対0.75±0.18,P=0.029)。IL-6のレベルは,有意に増加した(12.39±2.87対9.24±3.38ng/L,P=0.000)。IL-10のレベルは,有意に減少した(8.49±2.59対12.59±3.65ng/L,P=0.006)。TGF-β1のレベルは,有意に減少した(12.47±3.88対17.76±4.12ng/ml,P=0.000)。両群患者の入院期間、切開感染、手術部位の出血、再発率と死亡率などの比較には、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。結論:チモシンとネオアジュバント化学療法の併用は乳癌組織の微小環境における免疫状態と全身免疫機能の改善に役立つ可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】