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J-GLOBAL ID:201802211341519693   整理番号:18A0478935

オメガ-3脂肪酸はDBA/2J遺伝性緑内障マウスモデルにおける網膜ニューロンを保護する【Powered by NICT】

Omega-3 fatty acids protect retinal neurons in the DBA/2J hereditary glaucoma mouse model
著者 (7件):
資料名:
巻: 167  ページ: 128-139  発行年: 2018年 
JST資料番号: E0658B  ISSN: 0014-4835  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,遺伝性緑内障のマウスモデルにおけるω-3多価不飽和脂肪酸(ω3 PUFA)補給単独またはチモロール点眼薬との併用の神経保護効果を評価することであった。DBA/2Jマウス(8.5か月齢)をω3PUFA+チモロール,ω3PUFAのみ,チモロールのみ,または無処置群に割り当てた。治療したマウスは,3か月間1日1回エイコサペンタエン酸(EPA)とチモロールのドコサヘキサエン酸および/または点眼(0.5%)の毎日の経口投与を受けた。血液はω3-PUFAレベルを決定するために定期的に分析し,網膜を組織学的に分析した。リアルタイムPCRとウェスタンブロットは網膜炎症性サイトカインとマクロファージに対して実施した。血液アラキドン酸/EPA比は徐々に減少し,ω3PUFA+チモロールおよびω3PUFA群だけにおけるω3PUFAを4週間毎日経口投与の後,望まれる治療範囲(1 1.5)に達した。網膜神経節細胞密度は未処理群に比べてω3PUFA+チモロール(1303.77±139.62/mm~2),ω3PUFAのみ(768.40±52.44/mm~2)とチモロールのみ(910.57±57.28/mm~2)群で有意に高かった(323.39±95.18/mm~2)ω3-PUFA補給単独か又はチモロール単独,網膜におけるM1マクロファージ分泌誘導型一酸化窒素シンターゼおよびM2マクロファージ分泌アルギナーゼ1の有意に増加した蛋白質発現レベル,腫瘍壊死因子-α(TNF α)の発現レベルの有意な減少をもたらした。ω3-PUFA補給単独もインターロイキン-18(IL 18)の遺伝子発現の有意な減少をもたらした。ω3-PUFA+チモロール治療は網膜における前述のメディエータの発現レベルに影響を及ぼさなかった。ω3PUFAの補給はチモロール点眼液と組み合わせると強められるDBA/2Jマウスの網膜における神経保護効果を持っている。ω3PUFA+チモロール治療後の継続炎症はIL-18とTNF-αのダウンレギュレーションは網膜におけるω3PUFA仲介神経保護に関与する唯一の因子ではないかもしれないことを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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