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J-GLOBAL ID:201802211392183423   整理番号:18A1493655

キマユホオジロの鳴き声における地理的変異

Geographic variation in Yellow Bunting songs
著者 (3件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 159-164(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: L4620A  ISSN: 1347-0558  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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日本では,鳥の鳴き声における地理的変異は孤立した個体群を持つ小さな周辺諸島でのみ知られており,日本の本島では,恐らく比較的小さな本島での個体群が近接しているため,いかなる種でも報告されていない。日本の4つの本島の内の1つの本州では,キマユホオジロEmberiza sulfurataは限られた生息地(すなわち,森林縁での湿った草地,または疎林での湿った草地)で繁殖する。これは,その個体群の隔離を容易にし,その鳴き声における地理的変異をもたらす可能性がある。著者らは,本州中部における4つの個体群からのキマユホオジロの鳴き声の音響特性を検討し,個体群の間での差異を見出した。例えば,長岡での雄は極めて周波数変調された調べを持つ短い鳴き声で鳴いた一方,富士での雄はほとんど変調されていない調べを持つ長い鳴き声で鳴いた。この研究では,日本本土における小規模での鳥の鳴き声の地理的変異を実証した。鳴き声は文化的学習を通して形成されるため,地域的鳴き声は緩やかな隔離や短期間で発生する可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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個体群生態学 
引用文献 (31件):
  • Baker MC (1996) Depauperate meme pool of vocal signals in an island population of singing honeyeaters. Anim Behav 51: 853-858.
  • Ballentine B, Hyman J & Nowicki S (2004) Vocal performance influences female response to male bird song: an experimental test. Behav Ecol 15: 163-168.
  • Cardoso GC & Hu Y (2011) Birdsong performance and the evolution of simple (rather than elaborate) sexual signals. Amer Natur 178: 679-686.
  • Catchpole CK (1980) Sexual selection and the evolution of complex songs among European warblers of the genus Acrocephalus. Behaviour 74: 149-165.
  • Drăgănoiu TI, Nagle L & Kreutzer M (2002) Directional female preference for an exaggerated male trait in Canary (<i>Serinus canaria</i>) song. Proc R Soc Lond B 269: 2525-2531.
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