文献

J-GLOBAL ID：201802211868569357   整理番号：18A1637972

過去の事故に学ぶ(石油精製,石油化学分野)シリーズ 第2ポリカーボネート製造装置における塩素ガス漏えい事故の教訓とその後の取組み

著者 (1件)： 江野澤幸夫 (出光興産)
資料名： 高圧ガス  (Journal of the High Pressure Gas Safety Institute of Japan)
巻： 55  号： 9  ページ： 910-917  発行年： 2018年09月01日 
JST資料番号： G0249B  ISSN： 0452-2311  CODEN： KOGAA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2008年5月8日,出光興産千葉事業所の第2ポリカーボネート製造装置で発生した塩素ガス漏えい事故の教訓とその後の取組みの紹介。
・補修後のスタートアップ操作において,塩素供給プロセスを窒素から塩素に置換する操作中,除害塔出口ベントスタックより塩素ガスが大気に漏えいした本事故の概要。
・約400kgの塩素ガスの漏えいおよび喉の痛み等の症状を訴えた35名の従業員。
・塩素置換のラインアップ操作中,除害塔行きの脱圧バルブを閉めずに,除害塔に塩素ガスが多量に流出したなどの事故原因。
・運転要領書の確実な使用による誤操作防止,「バルブ開度制限ストッパー」の設置などによる再発防止。
・「安全の日」の制定などの事故の教訓による社内での取り組み。

シソーラス用語： *塩素 ,  *ガス漏れ ,  工場災害 ,  始動 ,  ポリカーボネート ,  操作 ,  減圧弁
準シソーラス用語： スタートアップ ,  誤操作

分類 (1件)： 生産に関する問題一般  (YA01081G)

引用文献 (3件)：

• 「ポリカーボネート製造装置ベントスタックから塩素ガスが漏えい」, 高圧ガス事故概要報告, 高圧ガス保安協会.
• 「ポリカーボネート製造装置ベントスタックから塩素ガス漏洩」, 出光興産(株)千葉工場, KHK自主保安セミナー 「第9回 事故の教訓と保安対策」 2009年.
• 「高圧ガス保安法第61条第1項の規定に基づく報告徴収に係る報告書」, 出光興産株式会社.

タイトルに関連する用語 (8件)： 事故 ,  石油精製 ,  石油化学 ,  ポリカーボネート ,  製造装置 ,  塩素ガス ,  漏えい ,  教訓