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J-GLOBAL ID:201802211932147029   整理番号:18A0340279

破骨細胞分化の阻害およびCTHRC1によるコラーゲン抗体誘発関節炎【Powered by NICT】

Inhibition of osteoclast differentiation and collagen antibody-induced arthritis by CTHRC1
著者 (9件):
資料名:
巻: 97  ページ: 153-167  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0177D  ISSN: 8756-3282  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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コラーゲン三重らせん反復配列containing1(Cthrc1)は,骨形成分化および骨量の正の調節に関与しているが,基礎となる機構は不明である。ここでは,骨強度のための骨組織形態計測,μCT分析および機能的読み出しを用いた新しいCthrc1ヌルマウスの骨表現型を特性化した。雄Cthrc1ヌルマウスでは海綿骨と皮質骨形成の両方は障害されていたが,雌Cthrc1ヌルマウスにおける骨梁骨パラメータだけが変化した。新規で高度に特異的なモノクローナル抗体はCTHRC1は骨細胞,骨芽細胞,破骨細胞ではなくで発現することを明らかにした。Cthrc1ヌルマウスはc-Fos,Rankl,トラップ,Nfatc1のような破骨細胞形成遺伝子の発現を亢進して破骨細胞と破骨細胞活性の数増加と骨吸収の増加を示した。Cthrc1ヌルマウスから単離した骨髄由来単球の分化は野生型マウスのそれと同様に破骨細胞に分化した。CTHRC1破骨細胞の存在下で骨髄由来単球の分化は劇的に阻害された破骨細胞による機能的骨吸収であった。この過程は破骨細胞マーカー遺伝子のダウンレギュレーションを伴う,外因的に誘導されたCTHRC1はこのような活性に必要であることを示した。in vitro,CTHRC1は骨髄間質細胞の骨形成分化に影響を及ぼさなかった,しかし,Cthrc1ヌルマウスの頭蓋冠骨芽細胞は野生型由来の骨芽細胞に比べて減少した骨形成分化を示した。コラーゲン抗体誘発関節炎モデルでは,Cthrc1ヌルマウスは野生型よりも炎症と関節破壊,ずっとひどいを受け,活性化された滑膜細胞により発現されるCTHRC1が抗炎症効果を持つことを示唆した。機構的に,著者らはCTHRC1はERK1/2活性化を阻害し,IκBα分解を防止することにより,NFκB活性化を阻害することを見出した。まとめると著者らの研究は,骨細胞と骨芽細胞から分泌されるCTHRC1はNFκB依存性シグナル伝達の阻害を介して破骨細胞分化の阻害剤として機能することを示した。さらに著者らのデータは,CTHRC1は関節炎関節破壊を制限する強力な抗炎症特性を有することを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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運動器系の基礎医学 

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