抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【背景】最近の10年間に,循環Angiostongylus vasorum抗原および特異抗体の検出のための血清学的試験が開発され,イヌにおける個々の診断および疫学研究のために採用されている。剖検で確認されたが,抗原検出は実験的に単独では可能ではなく,自然感染イヌと同様に免疫複合体形成による可能性があった。本研究の目的は,実験的(n=21,119の追跡血清)および自然(n=18)感染動物の血清におけるA.vasorum抗原の検出に及ぼす熱処理の影響を評価することであった。さらに,ランダムに選択されたイヌ(n=58)および他の寄生虫感染症(n=15)を有するイヌのangioストロン症(n=10)と一致する臨床徴候を示すイヌの血清を評価した。血清を0.5M EDTA(希釈1:5)の添加後100°Cで熱処理し,処理前後の循環A.vasorum抗原の検出のためにELISAで試験した。【結果】接種後5~11週(wpi)の間,陽性未処理サンプル(実験的に感染したイヌ)の割合は,33.3から90%まで経時的に増加した。単一試料は12~15wpiの間でまだ陰性であった。全体として,5~15wpiの間で,利用可能な試料の50.6%(45/89)は血清陽性であった。3~6wpi EDT/熱処理は試料の8/34(23.5%)の変化を引き起こし,ほとんど(n=6,17.6%)は陽性から陰性に変換した。対照的に,7~10wpiでは,処理は19/52(36.5%)試料の変化を誘導したが,1つは陰性から陽性に変化した。18匹の自然感染イヌのうち13匹は,それぞれEDT/熱処理の前と15日後に抗原陽性であった。疑われたangioストロン症を有する3匹のイヌの未処理サンプルは抗原陽性であり,そのうちの1つだけがEDT/熱処理後に陽性であった。58の未処理ランダム試料のうちの1つは抗原陽性であった。この試料は処理後に陰性になったが,もう一つは陽性になった。A.vasorumより他の寄生虫に感染した15匹のイヌのうちの1匹は,処理後に陽性であったが,陰性であった。結論:熱処理は免疫複合体破壊により7と10wpiの間のA.vasorum抗原検出を改善するが,3と6wpiの間の抗原検出の減少と抗体検出の障害のために系統的前処理血清を推奨しない。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】