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J-GLOBAL ID:201802212142080603   整理番号:18A1005274

TLR2刺激はキメラM1/M2表現型を生成するM2様マクロファージの抗炎症活性を損なう【JST・京大機械翻訳】

TLR2 stimulation impairs anti-inflammatory activity of M2-like macrophages, generating a chimeric M1/M2 phenotype
著者 (10件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 245  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7412A  ISSN: 1478-6362  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:Toll様受容体(TLR)とマクロファージは関節リウマチ(RA)において重要な役割を果たす。現在,炎症性M1または抗炎症性M2が滑膜における常在マクロファージの中で優勢であるかどうかは明らかではない。本研究では,RAの文脈で生じる豊富なTLR作動薬への曝露を模倣することにより,単球由来M1およびM2マクロファージ機能および表現型に対するTLR刺激の影響を検討した。TLR2およびTLR4活性化に対するマクロファージサブセットの応答を,分化(CD)マーカープロファイルのクラスター上で評価した;サイトカイン分泌;遺伝子発現;NF-κB,インターフェロン調節因子3および7(IRF3/7)およびマイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)活性化。【方法】ヒト単球を健常人とRA患者の末梢血から分離し,それぞれ顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)とマクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)によってM1様とM2様マクロファージに分化した。細胞は(1)TLRリガンドPam3またはリポ多糖類(LPS)により刺激されたか,(2)インターフェロン(IFN)-γ/LPSにより古典的に活性化された。サイトカイン産生は酵素結合免疫吸着検定法により測定し,遺伝子発現はqPCRにより測定した。細胞をCDマーカーで染色し,蛍光活性化細胞選別により分析した。NF-κB,IRF3/7,およびMAPKをウェスタンブロット法によって検出した。【結果】健常ドナー(HD)またはRA患者の単球由来マクロファージは,TLR作動薬への曝露により同程度のサブセット特異的表現型を示した。M2マクロファージにおけるCD14およびCD163マーカー発現はTLR2およびTLR4の関与により変化しなかった。対照的に,M2遺伝子マーカーHMOX1,FOLR2およびSLC40A1は減少した。重要なことに,HDまたはRA患者から誘導されたM2マクロファージはTLR4リガンドLPSと比較してTLR2リガンドPam3による刺激でインターロイキン(IL)-10/IL-6とIL-10/IL-8の比率を減少させた。TLR2の遺伝子発現は増加したが,TLR4発現はTLRリガンド刺激により減少した。MAPKs p38,細胞外シグナル調節キナーゼ1/2およびc-Jun N末端キナーゼは,Pam3またはLPSによりM1マクロファージよりM2においてより強く活性化された。結論:M2マクロファージの抗炎症活性は,細胞表面マーカーの有意な変化なしに豊富なTLR2リガンドの存在下で減少することを示した。したがって,細胞マーカーに基づく古典的M1/M2パラダイムは,RAのような炎症条件においてマクロファージ機能に適用されない。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞膜の受容体  ,  感染症・寄生虫症一般  ,  生体防御と免疫系一般  ,  生物学的機能 
引用文献 (54件):
  • N Engl J Med; The pathogenesis of rheumatoid arthritis; IB McInnes, G Schett; 365; 23; 2011; 2205-19; 10.1056/NEJMra1004965; CR1;
  • Autoimmun Rev; Citrullination and autoimmunity; G Valesini, MC Gerardi, C Iannuccelli, VA Pacucci, M Pendolino, Y Shoenfeld; 14; 6; 2015; 490-7; 10.1016/j.autrev.2015.01.013; CR2;
  • Curr Opin Rheumatol; The role of the synovial fibroblast in rheumatoid arthritis pathogenesis; JD Turner, A Filer; 27; 2; 2015; 175-82; 10.1097/BOR.0000000000000148; CR3;
  • Arthritis Res; Fibroblast biology: role of synovial fibroblasts in the pathogenesis of rheumatoid arthritis; T Pap, U Müller-Ladner, RE Gay, S Gay; 2; 5; 2000; 361-7; 10.1186/ar113; CR4;
  • Immunol Rev; Fibroblast-like synoviocytes: key effector cells in rheumatoid arthritis; B Bartok, GS Firestein; 233; 1; 2010; 233-55; 10.1111/j.0105-2896.2009.00859.x; CR5;
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