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J-GLOBAL ID：201802212247469595   整理番号：18A0634531

石炭の指標を適用した緑茶の半炭化特性評価

A Study for Torrefied Characteristics of Torrefied Green Tea Based on Index of the Coal

著者 (4件)： 田上奈実 (近畿大学バイオコークス研究所) ,  中館朋江 (近畿大学バイオコークス研究所) ,  水野諭 (近畿大学バイオコークス研究所) ,  井田民男 (近畿大学バイオコークス研究所)
資料名： Journal of the Japan Institute of Energy (Web)  (Journal of the Japan Institute of Energy (Web))
巻： 97  号： 1  ページ： 1-7(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U1021A  ISSN： 1882-6121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,石炭の指標が半炭化バイオマスの特性を示す指標として適用可能であるか検討することを目的とする。石炭の指標は,燃焼性を示す燃料比と石炭化度を示すコールバンド(van Krevelen diagram)を用いた。原料に緑茶を用い,半炭化処理温度の異なる半炭化バイオマスを作成し,それらの燃料比およびコールバンドによる化学組成変化について調査した結果,次のような知見を得た。緑茶を原料とした半炭化バイオマスは,293 K ≦Tb ≦640 Kにおいて,燃料比0.38-2.07を得た。重量収率と燃料比の間には0.38 ≦F.R ≦0.65,0.65<F.Rの範囲において,負の相関関係が認められ,F.R = 0.65において屈曲点が存在し,屈曲点を境に熱分解により放出される揮発成分が異なることが示唆された。コールバンドを適用することにより,半炭化過程における化学変化を推定することができるが,脱カルボキシル,脱カルボニル反応による酸素の放出と脱メタン,脱水素反応による水素の放出が同時に生じる場合においては,コールバンドのみで各反応を決定することは困難であることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 緑茶 ,  *炭化 ,  *バイオマス ,  比率 ,  石炭 ,  石炭化度 ,  収率 ,  指標 ,  熱分解 ,  熱量 ,  発熱 ,  *燃焼性 ,  生物燃料
準シソーラス用語： 燃料比 ,  発熱量 ,  *半炭化

著者キーワード (7件)： Biomass ,  Torrefaction ,  Torrefied biomass ,  Thermal decomposition ,  Fuel ratio ,  Coal band ,  van Krevelen diagram

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (24件)：

• 1) Honjo, T., Environmental Conservation Engineering, 30(7), 510-515 (2001):本庄孝子,環境技術,30(7), 510-515 (2001)
• 2) Repellin, V.; Govin, A.; Rolland, M.; Guyonnet, R., Biomass and Bioenergy, 34(5), 602-609 (2010)
• 3) Repellin, V.; Govin, A.; Rolland, M.; Guyonnet, R., Biomass and Bioenergy, 34(7) , 923-930 (2010)
• 4) Sawai, T.; Morita, T.; Ida, T.; Fuchihata, M.; Kajimoto, T.; Tada, T.; Kaji, M., Journal of High Temperature Society, 34(4), 171-177 (2008):澤井徹,森田明宏,井田民男,渕端学,梶本武志,多田達,加治増夫,高温学会誌,34(4), 171-177 (2008)
• 5) Tumuluru, J. S.; Sokhansanj, S.; Hess, J. R.; Wright, C. T.; Boardman, R. D., Ind. Biotechnol., 7(5), 384-401 (2011)

タイトルに関連する用語 (5件)： 石炭 ,  指標 ,  緑茶 ,  炭化 ,  特性評価