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J-GLOBAL ID:201802212291548210   整理番号:18A0356560

カチオン性抗菌高分子ポリヘキサメチレングアニジン塩酸塩とその作用機序の抗真菌活性【Powered by NICT】

Antifungal activity of the cationic antimicrobial polymer-polyhexamethylene guanidine hydrochloride and its mode of action
著者 (3件):
資料名:
巻: 121  号:ページ: 53-60  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0107B  ISSN: 1878-6146  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ポリヘキサメチレングアニジン塩酸塩(PHMGH)の抗真菌活性は様々な病原性真菌に対して調べた。PHMGHは,アンホテリシンB,一般に使用されている抗真菌薬であるよりも強力な抗真菌活性を有し,また1.25 40.0μg/mL~( 1)の範囲で溶血および乳酸デヒドロゲナーゼ放出活性を示さなかった。PHMGHはアミノ基と高分子グアニジン基を含むカチオン性ポリマである。カチオン電荷と疎水性のようなその特性に基づいて,PHMGHの抗真菌機構を,モデル生物としてCandida albicansを用いて調べた。フローサイトメトリー等高線図解析と顕微鏡検査は,PHMGH処理後の細胞の大きさと粒度の変化を示した。1,6-ジフェニル-1,3,5-ヘキサトリエン標識を用いた膜研究はPHMGH処理後の細胞膜におけるりん脂質の大きな損失を示した。損傷の程度を調べるために,大単ラメラ小胞からのフルオレセインイソチオシアナート標識デキストラン漏出は,PHMGHが細孔形成を誘導することにより真菌膜に作用することを示し,観察された細孔径2.3と3.3nmの間の大部分であった。この機構は3,3′-dipropylthiacarbocyanineよう化物及びイオン選択電極計を用いたイオン転移アッセイ,K~+漏れを含む膜脱分極が誘導されたことを示したと確認された。まとめると,これらの結果はPHMGHは細胞膜に孔を形成することによってその殺真菌作用を発揮することを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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微生物形態学・分類学 

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