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J-GLOBAL ID:201802212344632063   整理番号:18A2020479

ジメチルポリシロキサンは連続ディープフライイングにおいて強い防御作用を示す

Polydimethylsiloxane Shows Strong Protective Effects in Continuous Deep-Frying Operations
著者 (3件):
資料名:
巻: 67  号: 11  ページ: 1389-1395(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: G0238A  ISSN: 1345-8957  CODEN: JOSOAP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ジメチルポリシロキサン(PDMS)は,これまでは連続的なディープフライイングにおいて防御作用を示さないと報告されていた。本研究では,PDMS添加/無添加の菜種油を用いて,180°C連続,あるいは10,20または30分間隔で細断ポテトをディープフライイングした。PDMS無添加の菜種油での連続的なディープフライイングでは,20分および30分間隔でのディープフライイングに比べて,より多くの油蒸気がポテト中の油脂と水から発生し,これによってフライヤー中の油脂の極性化合物含量(PC)は低下した。ポテトのディープフライイングにおける油脂使用時間が長くなるとともに,ポテトから発生する蒸気が増加した。以上のように,蒸気中の空気に蒸発した極性化合物はフライヤー中の油脂のPC値を低減した。反対に,フライ様式に関わらず,PDMS含有の菜種油における熱的劣化と油脂蒸発は顕著に阻害され,フライヤー中の油脂のPC値はディープフライイングのポテト量に比例して増加した。PDMS添加/無添加の菜種油を180°Cで6時間加熱し,ポテトから遊離した水の脂質酸化への作用を確認した。水無添加で加熱したPDMS無添加の菜種油ではPCの大きな増加が認められたが,この増加は連続的な水の供給によってある程度抑制された。他方,PDMS含有の菜種油のPCはPDMS無添加の油脂のそれよりも遥かに低いものであったが,水の添加によってPCの増加は促進した。結論として,採用したディープフライイング様式とは無関係なPDMSの優れた防御作用を観察したが,それにも関らずPC値はディープフライイング食品の増量に伴って増加した。さらに,ポテト中水分とフライヤー中の油脂のPCとの強い相関を確認した。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
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食品の化学・栄養価  ,  食品製造・加工・保蔵法一般  ,  食用油脂,マーガリン  ,  野菜とその加工品  ,  食品添加剤 
引用文献 (32件):
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タイトルに関連する用語 (3件):
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