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J-GLOBAL ID:201802212445284329   整理番号:18A1197652

ヒト肝臓幹細胞由来の細胞外小胞はアルギニノコハク酸シンターゼ欠損を回復させる【JST・京大機械翻訳】

Extracellular vesicles from human liver stem cells restore argininosuccinate synthase deficiency
著者 (17件):
資料名:
巻:号:ページ: 176  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7397A  ISSN: 1757-6512  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】アルギン酸シンターゼ(ASS)1は,シトルリンおよびアスパラギン酸のアルギニノコハク酸への変換を触媒する尿素サイクル酵素である。ASS1遺伝子における突然変異は,新生児高アンモニア血症,高いシトルリンレベル,および早期新生児死亡により特徴付けられる稀な常染色体劣性疾患であるシトルリン血症I型を引き起こす。この疾患の治療は現在,肝臓移植に限定されている。しかし,限られた臓器アベイラビリティのために,代替療法が必要である。最近,細胞外小胞(EVs)は細胞再プログラミングに関与する遺伝的情報を持つ細胞間輸送体として作用することが報告されている。以前の研究では,健康な肝臓組織からヒト肝幹細胞(HLSCs)として知られている幹細胞様細胞の集団を分離した。さらに,HLSCsから誘導されたEVsは,急性肝障害のモデルにおける肝臓実質に対する再生効果を示すことが報告されている。本研究の目的は,正常なHLSCsから誘導されたEVsが,I型シトルリン血症患者から誘導されたHLSCsから分化した肝細胞において,ASS1酵素活性と尿素産生を回復させるかどうかを評価することであった。【方法】HLSCsをI型シトルリン血症(ASS1-HLSCs)患者の肝臓から分離し,蛍光活性化細胞選別(FACS),免疫蛍光法,およびDNA配列解析によって特性化した。さらに,in vitroでのそれらの分化能力も評価した。ASS1-HLSCsから分化した肝細胞を尿素およびASS酵素活性の産生により評価した。正常なHLSCsから誘導されたEVsは,異なる超遠心分離とそれに続く浮遊密度勾配によって精製された。EV含有量を分析して,ASS1蛋白質,mRNA,およびASS1遺伝子の存在を同定した。ASS1枯渇EVsを得るため,HLSCsにおけるASS1遺伝子のノックダウンを行い,これらの細胞からEVを分離した。【結果】HLSCsからのEVsによるASS1-HLSCsの処理は,主にASS1酵素とmRNAの移動を通して,ASS1活性と尿素生産の両方を回復した。実際に,ASS1ノックダウンHLSCsからのEVsは低量のASS1 mRNAと蛋白質を含み,ASS1-HLSCsから分化した肝細胞において尿素生産を回復できなかった。【結論】これらの結果は,正常なHLSCsから誘導されたEVsが,ASS1-HLSCsから分化した肝細胞におけるASS1酵素活性の損失を補償する可能性があることを示唆する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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代謝異常・栄養性疾患一般 
引用文献 (34件):
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