抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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浅部電気伝導度探査(1.5kHzで1000Ωmの半空間で最大400m)のためのオーディオ周波数マグネトテルリック(AMT)で使用される空電は,世界的な雷ネットワークによって検出される。それは,1日当たり4百万の雷撃の時間と位置をカタログする。受動AMT調査は,ソース情報を使用しないが,むしろデータが十分長く取得されるならば,グローバルな雷活動が十分な信号を提供すると仮定する。この仮定は,調査の生産性を制限するだけでなく,特にデッドバンド周波数(1.5~5kHz)において,低い信号対雑音比(S/N)をもたらすことができる。S/Nと調査効率を増加させるために,空電情報の直接測定のための代理として雷ネットワークデータを使用した。全地球測位システム(GPS)同期AMT調査を行い,カタログにおける各雷撃に対して,著者らの時系列データにおいて予測されたすべての空電に対する到着時間を正確に予測するために,地球-電離層導波路伝搬をモデル化した。著者らは,それぞれの予測された空電の周りのデータのウインドウを抽出し,これらの時系列を,雷ピーク電流,極性および地理的座標のような関連した雷ネットワークデータを用いて,構造化データベースに保存した。著者らのデータベースからの2つの例は,雷ネットワークデータが著者らの調査サイトにおける空電の振幅と分極を予測するのに十分正確であることを示している。大きな雷ピーク電流に対して,ソース近接性と増加したS/Nの間に強い相関を観測し,特にデッドバンド周波数において,鉱物探査に関連する誘導スケールにしばしば相関した。著者らの知見は,既知のソースAMTを導入して,雷ネットワークデータと雷ソース場の間の相互接続関係を確立した。(翻訳著者抄録)