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J-GLOBAL ID：201802212532163286   整理番号：18A0776598

数値実験に基づいた黒部川扇状地における地下水塩水化の要因分析

FACTOR ANALYSIS OF GROUNDWATER SALINIZATION IN THE KUROBE RIVER ALLUVIAL FAN BY NUMERICAL EXPERIMENT

著者 (4件)： 松浦拓哉 (富山県立大学大学院 工学研究科環境工学専攻) ,  手計太一 (富山県立大学大学院 工学研究科) ,  北隆平 (いであ株式会社東北支店) ,  溝口敏明 (富山県環境科学センター)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 5  ページ： I_31-I_37(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地下水は温度が一定で良質かつ豊富な水資源として生活用水,農業用水,工業用水など多様に利用されている.一方,過剰揚水による塩水化や地盤沈下といった地下水障害が社会・経済問題として顕在化している地域も多くある.富山県においても黒部川扇状地沿岸部で塩水化が進行している井戸が確認されている.本研究では,黒部川扇状地沿岸部に位置する「清水庵の清水」における塩水化の原因と取水対策による効果について数値実験を利用して検討した.その結果,塩水化の主な要因は黒部川扇状地の地下水位低下であることがわかった.自噴井の取水対策を想定した数値実験を行った結果,現在の自噴量の60~70 %削減した場合,塩水化の進行が停止し,80 %以上の取水対策を実施した場合,塩水化の進行が緩和する結果が得られた.(著者抄録)

シソーラス用語： *地下水資源 ,  *塩水侵入 ,  扇状地 ,  沿岸 ,  因子分析 ,  河川 ,  富山県 ,  数値計算 ,  取水 ,  水位低下 ,  地下水位 ,  産出挙動 ,  井戸 ,  *地下水流 ,  自噴 ,  地下水位低下
準シソーラス用語： 黒部川

著者キーワード (4件)： salinization ,  numerical experiment ,  groundwater ,  Kurobe River alluvial fan

分類 (2件)： 水資源  (RC11020F) ,  地下水流  (RC10060Q)

引用文献 (16件)：

• 1) 矢田恒晴:静岡県岳南地域における地下水塩水化現象,地理学評論,Vol. 43, No. 9, pp. 567-571, 1970.
• 2) 内田洋平:筑後・佐賀平野の地盤沈下と地下水管理の現状,地下水学会誌,Vol. 57, No. 1, pp. 19-27, 2015.
• 3) 富山県:地下水の現状,pp. 26-27, 2005.
• 4) 富山県:地下水の現状,pp. 27-28, 2015.
• 5) 手計太一,北隆平,南優平:黒部川扇状地扇端部における自噴井の塩水化,土木学会論文集G(環境)Vol. 71,No. 5,地球環境研究論文集第23巻,pp. I_95-I_101, 2015.

タイトルに関連する用語 (6件)： 数値実験 ,  黒部川 ,  扇状地 ,  地下水 ,  塩水化 ,  要因分析