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J-GLOBAL ID：201802212769016069   整理番号：18A1414034

高いEddington比を持つ超大質量ブラックホールはガスに富む銀河で優先的に形成

Supermassive black holes with higher Eddington ratios preferentially form in gas-rich galaxies

著者 (1件)： IZUMI Takuma (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 70  号： 3  ページ： L2.1-L2.6  発行年： 2018年 
JST資料番号： W2414A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 超大質量ブラックホール(SMBH)のEddington比(λ_Edd)は,それらの宇宙成長を支配する基本的パラメータである。SMBHs上へのガス質量増加は大量のガスで囲まれると持続するが,銀河の分子量,特に超Eddington SMBHs(λ_Edd>1:SMBH成長の重要な相)についてはほとんど知られていない。ここでは,それらのホストを特性化するために,局所クェーサーの光学的および¹²CO(1-0)データを報告した。著者らは,より高いλ_Edd SMBHがガスに富む(すなわち,高いガス質量分率=f_ガス)銀河に存在する傾向があることを見出した。この結論を得るために,2つの方法を用いた。1つは,局所的な共進化関係を仮定することにより,恒星質量の代理としてブラックホール質量を使用し,他は,近赤外観測から推定した恒星質量を直接用いた。f_ガス-λ_Edd相関は,低温分子ガスが星形成によって主に消費されるので,λ_Eddにおける宇宙減少傾向と一致することを見出した。この相関はSMBHsの宇宙ダウンサイジングの最近の半解析モデルの予測と定性的に一致した。気体質量表面密度が質量増加を制御する重要なパラメータであるので,高分解能観測を必要とし,超EddingtonとサブEddington SMBHの周りの分子特性の更なる違いを同定する必要がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 限界 ,  *ブラックホール ,  *銀河 ,  クェーサー ,  近赤外線 ,  星の形成 ,  解析モデル ,  活動銀河 ,  分子
準シソーラス用語： Eddington光度 ,  *大質量ブラックホール

分類 (1件)： 星雲  (DB06000W)

タイトルに関連する用語 (3件)： 超大質量ブラックホール ,  銀河 ,  優先