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J-GLOBAL ID：201802212957375342   整理番号：18A1285572

Water-Energy Nexus水とエネルギーの連環 Energy for Peace:ミャンマーにおける水力ダム開発

著者 (3件)： 山口健介 (東大 政策ビジョン研究セ) ,  KITTNER Noah (UC Berkeley, CA) ,  芳川恒志 (東大 政策ビジョン研究セ)
資料名： エネルギー・資源  (Energy and Resources)
巻： 39  号： 4  ページ： 247-251  発行年： 2018年07月10日 
JST資料番号： Z0986A  ISSN： 0285-0494  CODEN： ENESEB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・水とエネルギーの連環に関し,ミャンマーにおける水力ダム開発事例を紹介。
・軍事政権時代から利害関係者間の不平等な分配や生態系への悪影響のイメージが定着し,ミャンマーでのダム開発の阻害要因。
・2011年の民政移管を経て2016年に誕生した国民民主連盟(NLD)政権の下でも中国,タイなどの外資導入によるIPP発電事業,電力輸出,国内引取りをめぐり便益の不平等性。
・ミャンマーにおける環境影響評価(EIA),戦略的環境アセスメント(SEA)の制度化を紹介し,ダム建設に対するパブリックアクセプタンス(PA)を得るための環境,社会配慮の議論動向を解説。
・今後,ミャンマーにおけるエネルギー開発をめぐるPAを得るためには利害関係者間の対話と信頼の回復が必要,それがより上位の国民和解の実現や近隣関係国との信頼醸成へ展開。

シソーラス用語： ミャンマー連邦共和国 ,  水力発電 ,  水力開発 ,  水力エネルギー ,  生産者 ,  電力供給 ,  参入 ,  住民参加 ,  NPO【組織】 ,  経済性 ,  民族 ,  国際企業 ,  海外投資 ,  輸出 ,  電力 ,  *環境アセスメント ,  自然環境 ,  *パブリックアクセプタンス ,  *コンクリートダム
準シソーラス用語： IPP【発電】 ,  エネルギー開発 ,  外資系企業 ,  環境影響評価 ,  少数民族 ,  電力輸出入 ,  利害関係者による参加

分類 (2件)： 水力発電  (NB03030S) ,  ダム一般  (RC16010D)

引用文献 (12件)：

• D. Liu, K. Yamaguchi and H. Yoshikawa; Understanding the motivations behind the Myanmar-China energy pipeline-Multiple streams and energy politics in China, Energy Policy, 107, (2017), 403-412.
• J. Glasson and R. Therivel; Introduction to environmental impact assessment, (2013), 416, Routledge.
• R. Therivel; Strategic environmental assessment in action, (2013), 289, Earthscan Publications.
• World Commission of Dams; Dams and development-a new framework for decision-making, (2000), 446, Earthscan Publications.
• International Center for Environmental Management; MRC strategic environmental assessment (SEA) of hydropower on the Mekong mainstream, (2010), 198, http://www.mrcmekong.org/about-mrc/completion-of-strategic-cycle-2011-2015/initiative-on-sustainable-hydropower/strategic-environmental-assessment-of-mainstream-dams/

タイトルに関連する用語 (6件)： エネルギー ,  連環 ,  ミャンマー ,  水力 ,  ダム ,  開発