文献

J-GLOBAL ID：201802213074537034   整理番号：18A1431747

妊婦におけるサイトカイン遺伝子およびトキソプラズマ原虫感染の遺伝的修飾【JST・京大機械翻訳】

Genetic modifications of cytokine genes and Toxoplasma gondii infections in pregnant women

著者 (5件)： Wujcicka Wioletta (Scientific Laboratory of the Center of Medical Laboratory Diagnostics and Screening, Polish Mother’s Memorial Hospital - Research Institute, Lodz, Poland) ,  Wujcicka Wioletta (Department of Obstetrics, Perinatology and Gynecology, Polish Mother’s Memorial Hospital - Research Institute, Lodz, Poland) ,  Wilczynski Jan (2nd Chair of Obstetrics and Gynecology, Duchess Anna Mazowiecka Public Teaching Hospital, Warsaw, Poland) ,  Spiewak Ewa (Laboratory of Microbiology with Parasitology of the Center of Medical Laboratory Diagnostics and Screening, Polish Mother’s Memorial Hospital - Research Institute, Lodz, Poland) ,  Nowakowska Dorota (Department of Foeto-Maternal Medicine and Obstetrics, University of Warmia and Mazury in Olsztyn, Municipal Polyclinical Hospital in Olsztyn, Poland)
資料名： Microbial Pathogenesis  (Microbial Pathogenesis)
巻： 121  ページ： 283-292  発行年： 2018年 
JST資料番号： T0489A  ISSN： 0882-4010  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Toxoplas gondiiは世界中で最も一般的な子宮内感染症の1つを引き起こし,妊娠中の重篤な脅威となっている。IL1,IL6,IL10,IL12およびTNF-αサイトカインはT.gondii感染に対する免疫応答に関与することが報告されている。本研究は,これらのサイトカイン遺伝子の多型内の遺伝的変化と妊婦の間のT.gondii感染の発生率の間の関係を明らかにし,感染母親の胎児への寄生虫の先天性伝達を明らかにすることを目的とした。原発性研究は,74人のT.gondii感染患者と74人の年齢がマッチした非感染者を含む148人のポーランドの妊婦で行われた。そして,追加の142人の妊婦の間で更なる分析を行った。IL1A-889C>T,IL1B+3954C>T,IL6-174G>C,IL10-1082G>A,IL12B-1188A>CおよびTNFA-308G>A単一ヌクレオチド多型(SNP)の遺伝子型を,自己設計ネスト化PCR-RFLP分析を用いて測定した。分析された多型における異なる遺伝子型を表すランダムに選択されたPCR産物は,Sanger法を用いて配列決定により確認された。統計解析を,研究したSNP内の遺伝的変化とT.gondii感染の発生の間の関係から,以下のツールを用いて実施した:交差集計,ピアソンのカイ二乗検定およびロジスティック回帰モデルを用いて,遺伝学的モデルを推定した。統計的に有意な結果のパワー解析を,CramerのV試験によって実行した。多重SNP分析は,IL1AおよびIL1B SNPに対するTCハプロタイプが寄生虫感染のリスク低下と有意に関連することを示した(OR0.41,P≦0.050)。関連性は,パワー分析(CramerのV=0.39,χ2=7.73,P≦0.050)の後,より大きな群の患者(OR0.47,P≦0.050)による付加的分析の後,重要なままであった。さらに,CCCAGA複合体変異体は,T.gondii感染のリスク増加(OR8.14,P≦0.050)において,すべての研究された多型に対し,この強い関係は,更なる分析において有意ではなかった(CramerのV=0.76,χ2=26.81,P=0.310)。感染妊婦における母親から胎児へのT.gondiiの先天性伝達に対する感受性に関して,IL10多型内のGAヘテロ接合状態の存在は寄生伝達リスクを有意に増加させた(共優性モデルにおけるOR5.73,過剰優性モデルにおけるOR5.18;P≦0.050)。相関は,患者のより大きな群では有意ではなかったが,パワー分析において重要であった(CramerのV=0.29,χ2=6.03,P≦0.050)。最初の研究コホートに特異的な重要な関係は,研究した妊婦の第2群では有意ではなかった。ポーランドの妊婦の分析コホート内で,炎症誘発性IL1α,IL1β,IL6,IL12およびTNFαの両方をコードする遺伝子のSNPからの遺伝的修飾および抗炎症性IL10サイトカインは,T.gondii感染に対する感受性と関連している可能性がある。妊娠中のT.gondii感染の発生に対するサイトカイン遺伝子多型の寄与に関する最初の研究である。妊娠女性の他の集団に対するさらなる研究は,妊娠中のT.gondii感染の発生に対する分析多型の詳細な役割を明らかにするために正当化されるであろう。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： TNFα ,  *妊婦 ,  *遺伝 ,  妊娠 ,  遺伝子型 ,  *遺伝子 ,  インターロイキン6 ,  炎症 ,  免疫反応 ,  インターロイキン1 ,  胎児 ,  一塩基多型 ,  患者 ,  *感染 ,  感受性

著者キーワード (7件)： Toxoplasma gondii ,  インターロイキン ,  サイトカイン ,  一塩基多型(SNPs) ,  トキソプラズマ症 ,  妊婦 ,  遺伝的感受性

分類 (2件)： 感染症・寄生虫症一般  (GD01010H) ,  遺伝的変異  (EC01030Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 妊婦 ,  サイトカイン遺伝子 ,  トキソプラズマ原虫 ,  感染 ,  修飾