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J-GLOBAL ID：201802213116730324   整理番号：18A0312323

橋梁の劣化速度の異質性を考慮した補修戦略プロファイリング

BRIDGE MANAGEMENT PROFILING WITH REFERENCE TO HETEROGENEITY IN DETERIORATION SPEEDS

著者 (4件)： 小林潔司 (京都大学大学院 経営管理大学院 経営管理講座) ,  中谷昌一 (京都大学大学院 経営管理大学院 経営管理講座) ,  大迫湧歩 (京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻) ,  安部倉完 (京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 73  号： 4  ページ： 201-218(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多くの地方自治体では,技術者の不足や予算制約のため,十分な橋梁マネジメントが実施されているとはいいがたい.このような状況の中で,地方自治体が管理する膨大な橋梁すべてを対象として,劣化予測やライフサイクル費用に基づいた橋梁の維持補修計画の策定をめざすことは現実的ではない.むしろ,劣化特性や損傷の種類に基づいて橋梁をグループ化し,グループ内における補修戦略の標準化とグループ間の差別化を通じた補修戦略プロファイリングを行うことが望ましい.本研究では,混合マルコフ劣化ハザードモデルを用いた劣化速度の異質性のモデル化と,劣化速度の異質性に着目した補修戦略のプロファイリングのための方法論を提案する.さらに,国土交通省近畿地方整備局が作成した橋梁点検データを対象とした実証分析を試みる.(著者抄録)

シソーラス用語： 地方自治体 ,  *道路橋 ,  維持管理 ,  損傷 ,  *戦略 ,  *修理 ,  *特徴抽出 ,  回帰モデル ,  *劣化 ,  Markov過程 ,  *不均一性 ,  行政機関 ,  経済分析 ,  データ ,  点検 ,  ライフサイクル ,  評価 ,  原価 ,  Bayes推定
準シソーラス用語： グループ化 ,  ハザードモデル ,  ライフサイクル費用評価 ,  橋梁マネジメント ,  橋梁点検データ ,  近畿地方整備局 ,  混合マルコフ劣化ハザードモデル ,  実証分析 ,  補修戦略 ,  補修戦略プロファイリング ,  *劣化速度 ,  劣化特性

著者キーワード (5件)： bridge management ,  profiling ,  Markov process ,  heterogeneity ,  deterioration speeds

分類 (1件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (17件)：

• 1) 小林潔司,田村敬一:実践インフラ資産のアセットマネジメントの方法,理工図書, 2015.
• 2) 小林潔司,田村敬一,藤木修:国際標準型アセットマネジメントの方法,鹿島出版会,2016.
• 3) 小林潔司,上田孝行:インフラストラクチャ・マネジメント研究の課題と展望,土木学会論文集,No. 744/IV-61,pp. 15-27,2003.
• 4) 津田尚胤,貝戸清之,青木一也,小林潔司:橋梁劣化予測のためのマルコフ推移確率の推定,土木学会論文集,No. 801/I-73,pp. 69-82,2005.
• 5) Howard, R. A. : Dynamic Programming and Markovian Processes, The MIT Press, 1960. 関根智明他訳:ダイナミックプログラミングとマルコフ過程,培風館,1971.

タイトルに関連する用語 (5件)： 橋梁 ,  異質性 ,  補修 ,  戦略 ,  プロファイリング