抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】原発性肝細胞癌(HCC)の治療におけるソラフェニブとタキソールの併用療法の有効性と安全性を比較する。方法:120例の原発性肝癌患者を無作為に研究群(60例)と対照群(60例)に分け、それぞれソラフェニブとパクリタキセル、ソラフェニブとの併用による治療を行った。経過観察期間は2年であった。2つの群の患者における最近の治療効果は,完全寛解(CR),部分寛解(PR),病状安定(SD),疾患進行(PD),臨床制御率(DCR),総有効率,および長期生存指数(PFS)と総生存期間(OS)を含んでいる。両群の不良反応の発生状況を観察した。結果:研究群と対照群の平均治療周期数はそれぞれ(2.8±0.3)と(3.3±0.2)であり、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。研究グループのCR、PR、SD、PDの割合はそれぞれ0%、18.3%、41.7%、40.0%で、対照グループは0%、16.7%、46.7%、36.6%であった。研究グループの患者の総有効率は18.3%、DCRは60.0%、対照グループの総有効率は16.7%、DCRは63.4%で、両グループの間に有意差がなかった(P>0.05)。研究グループと対照グループの患者の平均OSはそれぞれ(14.5±2.6)か月と(14.9±2.0)か月で、中央PFSはそれぞれ(6.3±0.5)か月と(6.8±1.1)か月で、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。研究グループの患者死亡率(65%)は対照グループ(73.3%)より小さかった。研究群において、III~IV級の毒性反応は主にASTの増加(8.3%)、下痢(5.0%)と手足皮膚反応(3.3%)、副作用の発生は109例であった。対照群において、III~IV級の毒性反応は主にASTの増加(15.0%)、血小板減少(11.7%)、下痢(10.0%)、手足皮膚反応(8.3%)と好中球減少(6.7%)、副作用の136例が発生した。研究群の毒副反応の発生率は対照群より小さく、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。結論:ソラフェニブとパクリタキセルの併用による肝細胞癌(HCC)治療の安全性はソラフェニブより高く、HCC患者の臨床治療の有効な選択となり、HCCの総合治療に理論的根拠を提供することができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】