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J-GLOBAL ID:201802213157251686   整理番号:18A0112294

用材と端材を一体とした森林バイオマス生産システムの検討

Feasibility study of an Integrated Harvesting System for wood logging
著者 (6件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 175-186(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L3308A  ISSN: 1342-3134  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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森林バイオマスの効率的な生産システムの開発を目的に,造材作業に伴い発生する端材を用材と切り離さずそのまま搬出・運搬する「一体材生産システム」について現地試験を行い,積載量や作業時間等を分析するとともに生産性や生産コストを評価した。作業機械は,荷台への積載に油圧ショベルをベースとするグラップルを用いる他積載型と自身に装備したグラップルローダを用いる自積載型の2種のフォワーダおよびトラックを用いた。フォワーダ搬出,トラック運搬,プロセッサ切り分けの3工程による用材と端材の合計生産コストについて,用材と端材を別々に運ぶ従来方式と一体材として同時に運ぶ一体材方式を比較すると,フォワーダ搬出距離500 m,トラック運搬距離50 km,年稼働日数200日の条件において,他積載型は従来方式が1,978円/m3,一体材方式が1,765円/m3であり,自積載型は従来方式が2,367円/m3,一体材方式が2,394円/m3であった。用材と端材の搬出運搬コストは,自積載型では大きな差はないが他積載型では11% 低下した。さらに,用材の生産量に比例した端材量のみを運搬する作業条件では,箱型トラックの年稼働日数が14~16%に低下し,自積載型,他積載型ともに従来方式に比べ一体材方式の方がコストは20~26%低下した。端材運搬用の箱型車両が不要な一体材生産システムは,小規模からでも事業展開が可能なことから,未利用材供給量の拡大が期待される作業システムであることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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林産物一般  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
引用文献 (25件):
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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