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J-GLOBAL ID:201802213212750586   整理番号:18A2207366

元航空機関連軍需工場における計画理念と開発拠点の特定

THE PLANNING IDEAS AT THE FORMER AIRCRAFT RELATED WAR PLANT AND IDENTIFICATION OF DEVELOPMENT BASE
著者 (1件):
資料名:
巻: 83  号: 753  ページ: 2141-2150(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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名古屋大学大黒キャンパスは,三菱重工業の大黒工場に由来し,元航空機関連軍需工場と,その時代に使用された建物は,現在,キャンパスに残されている。大黒工場は,ゼロ戦闘飛行機を含む戦闘飛行機の開発において重要で中心的な役割を果たし,これらの技術的蓄積は,後の航空宇宙産業において適用され,開発され,そして,それは,戦後の技術的優位性のバックグラウンドに対する急速な経済成長に貢献した。本報告では,堀越二郎(ゼロ戦闘飛行機の設計・開発によって知られている)と深尾淳二(エンジン開発によって知られている)に関する文献資料を用いて,計画された歴史的プロセスを研究することにより,大黒工場と元主要建物の特性と意義を明らかにした。その結果,(1)「ロケット研究会議」資料から,堀越二郎は大黒工場と元主要建物とに関連を有し,建物は航空機産業史面から重要性を有していることが推測され,確認されたことが明らかとなった。(2)背景として,大黒工場は,戦争の状況下で,大江工場と共に航空機の開発と製造のための重要な基礎として役割を果たしていると述べられた。また,深尾淳二等の資料からも同様である。(3)元主要建物は設計室が配置されていた可能性が高い建物であり,(4)ロケット研究グループの参加者はこの設計室に位置する設計部門の利害関係者であった。(1)の推定から,堀越二郎が属する大黒工場の設計スタッフとの密接な交換が確認された。(5)そして,大黒工場は,深尾淳二による海外訪問に基づいて,一般的なプラント概念を超えた先進的な建築思想を組み込んでおり,元主要建物の特性が(1)の推定に寄与していることが明らかになった。その理由は,以前のロケット研究会議の背景と同じであり,その時代の戦争状況の拡大と悪化により,技術的に後進する国としての位置から脱出する考え方が,西洋諸国の傾向に沿って技術的能力を改善し,合理的で効率的な環境を作ることを反映していることが明らかとなった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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工場,発電所,運輸・倉庫建築  ,  建築設計,建築家,建築史 
引用文献 (17件):
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タイトルに関連する用語 (5件):
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