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J-GLOBAL ID：201802213391098696   整理番号：18A1760109

一点緊張係留された並進動揺型波力発電装置に関する研究

Study on a Floating Point Absorber Type Wave Energy Converter with One Line Tension Leg Mooring

著者 (7件)： 谷口友基 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  平尾春華 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  國分健太郎 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  二村正 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  石田茂資 (国立大学法人佐賀大学海洋エネルギー研究センター(研究当時:海上技術安全研究所)) ,  藤原敏文 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所) ,  井上俊司 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
巻： 27  ページ： 79-88(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 運転モードを考慮したタンク試験によって,並進動揺型波力発電装置(WEC)の動作特性と負荷特性を研究した。可動フロートの4つの典型的運転モード,すなわち,固定モード,自由モード,発電なしの制御モード,および発電を伴う制御モードを,タンク試験における動力取出装置としてのACサーボモーターとラックとピニオン機構を備えたWECモデルにより調査した。試験結果は,動作モードがWECの前後揺れと縦揺れ運動にほとんど影響しないことを示した。これに反して,WECにおける係留張力および軸力のような測定荷重は,動作モードによって強く影響を受けた。しかし,WECの測定曲げモーメントは,動作モードではなくWEC前後揺れと縦揺れ運動の影響を受けた。さらに,商用コードOrcaFlexを用いた数値シミュレーションを行い,シミュレーション結果を測定値と比較した。シミュレーション結果のWEC運動と係留張力は,規則波における測定値と同等であった。前後揺れ,縦揺れおよび係留張力のシミュレーションパワースペクトル密度は,測定値と定性的に一致したが,不規則波におけるピーク波周波数の測定値をわずかに過小評価した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *波力発電 ,  *係留装置 ,  並進 ,  運転モード ,  フロート ,  ピニオン ,  動力取出装置 ,  規則波 ,  不規則波 ,  張力 ,  前後揺れ ,  縦揺れ ,  サーボモータ ,  軸力 ,  計算機シミュレーション ,  パワースペクトル密度 ,  周波数 ,  *エネルギー変換
準シソーラス用語： ACサーボモータ ,  タンク試験 ,  緊張係留 ,  数値シミュレーション ,  動揺

分類 (2件)： 海洋施設  (RC14020A) ,  波力発電,潮力発電  (NB03130B)

引用文献 (11件)：

• 1) 前田久明,山下誠也:海洋エネルギー利用<特集>1.2波浪エネルギー一次変換装置,日本造船学会誌,第637号,1982,pp.306-326.
• 2) Cruz, J. :Ocean Wave Energy - Current Status and Future Perspectives (Green Energy and Technology), Springer, 2008.
• 3) Hals, J., Falnes, J. and Moan, T. :A Comparison of Selected Strategies for Adaptive Control of Wave Energy Converters, Journal of Offshore Mechanics and Arctic Engineering, Vol.133, No.3, 2011, 031101.
• 4) Hals, J., Falnes, J. and Moan, T.: Constrained optimal control of a heaving buoy wave-energy converter, Journal of Offshore Mechanics and Arctic Engineering, Vol.133, No.1, 2011, 011401.
• 5) 平尾春華,谷口友基,國分健太郎,他4名:可動物体型波力発電装置の安全性評価,海上技術安全研究所報告,第16巻,2号,2016,pp.163-202.

タイトルに関連する用語 (5件)： 緊張係留 ,  並進 ,  動揺 ,  波力発電 ,  研究