抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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【目的】重度喉頭熱傷後の喉頭の形態および病理学的変化と喉頭狭窄の関係を調査する。【方法】18匹の健康な雄ビーグル犬を,ランダムに対照群,熱傷直後群,熱傷後2,4,6,8週群,各群3匹に割り付けた。模擬損傷グループの犬は経口で飽和水蒸気を5秒間吸入し、重度の喉頭熱傷を来たし、傷後すぐに気管切開で留置し、ペニシリン40万U/dを静脈点滴し、1週間持続した。各グループのイヌの致傷後摂食、活動及び発声情況を死亡まで観察した。損傷直後と損傷後2、4、6、8週間に、内視鏡を用いて各時間点群の犬の喉頭部の形態を観察し、観察終了後に各組の犬を屠殺し、喉部組織を摘出し、喉頭蓋、声門、輪状軟骨それぞれに全層組織切片を作製し、各部の組織病理変化を観察した。対照群の犬には特殊な処置を行わず、同時に生命活動、喉頭形態及び病理学的観察を行った。【結果】(1)対照群におけるイヌの摂食,活動,および発声は正常であった。損傷グループの犬は皆死前まで生存し、受傷後飲食、活動、発声は対照グループより明らかに減少し、傷後28週間グループの犬の摂食、活動が傷後2週間に回復し、発声頻度と音量は対照グループより低下し、そして死亡前まで持続した。(2)対照群のイヌ喉頭粘膜の外観は完全で、ピンク色を呈し、明らかな滲出はなかった。傷後すぐに、犬の喉頭粘膜の表面の蒼白、水腫、滲出が顕著であり、局部に潰瘍、壊死、脱落が見られ、表面には拡張毛細血管が見られた。傷後2週間のグループの犬の喉頭粘膜の蒼白、水腫、滲出は傷後すぐグループに軽減し、声門には明らかな腫れ物の閉塞声門が見られた。傷後4週間のグループの犬の喉頭粘膜の蒼白、水腫は傷後2週間グループより明らかに好転し、拡張毛細血管がなく、声門突出腫れ物は傷後2週間グループより明らかに縮小した。傷後6、8週間グループの犬の声門腫れ物のサイズは似ており、傷後4週間グループより明らかに縮小した。(3)対照群のイヌの喉頭蓋、声門、環状軟骨上皮細胞の形態は正常で、固有層に正常な腺体が見られ、筋繊維の形態は正常で、軟骨細胞の形態は正常であった。傷後すぐに、犬の喉頭蓋上皮の大片が脱落し、上皮細胞が腫れ、壊死し、固有層の腺体が萎縮し、壊死し、軟骨細胞が変性し壊死した。声門上皮部分が脱落し、上皮細胞が腫れ、壊死し、固有層の腺体が萎縮、壊死し、筋繊維が部分的に萎縮し、断裂し、空胞状軟骨細胞が見られた。輪状軟骨上皮の局部病巣が脱落し、上皮細胞が腫れ、固有層及び粘膜下層の軽度水腫、腺体、軟骨細胞と筋繊維の形態構造が正常であった。損傷後2週間に、犬の喉頭蓋上皮層は完全に修復され、固有層の少量の腺体が修復し、陳旧壊死軟骨細胞と新生軟骨細胞が見られた。声門の上皮層に大量の繊維芽細胞、新生毛細血管、炎症性細胞浸潤が見られ、固有層の腺体が修復した。輪状軟骨上皮の修復は完全で、固有層に水腫は見られなかった。傷後4週間グループの犬喉頭蓋固有層腺体は傷後2週間グループより更に修復し、声門粘膜下層に新生軟骨細胞が見られ、環状軟骨の情況は対照グループと一致した。傷後6、8週間組の犬の喉頭蓋、声門、環状軟骨の情況は似ており、傷後4週間組には明らかな変化がなかった。結論:重度の喉頭熱傷後の喉頭粘膜の形態学的に粘膜の脱落、壊死が起こり、腫瘍の閉塞声門を形成し、病理学的に上皮の脱落、壊死、腺体萎縮、壊死、血管充血、塞栓、軟骨細胞変性壊死、増殖、さらに局部に肉芽組織、軟骨化生などがある。これらの結果は喉頭熱傷後の喉頭狭窄の原因である可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
