文献

J-GLOBAL ID：201802213970908517   整理番号：18A1198592

コリンと作業記憶トレーニングはエタノールへの出生前曝露により引き起こされる認知障害を改善する【JST・京大機械翻訳】

Choline and Working Memory Training Improve Cognitive Deficits Caused by Prenatal Exposure to Ethanol

著者 (2件)： Waddell Jaylyn (Department of Pediatrics, University of Maryland School of Medicine, 655 W. Baltimore Street, BRB 13-059, Baltimore, MD 21201, USA) ,  Mooney Sandra M. (Department of Pediatrics, University of Maryland School of Medicine, 655 W. Baltimore Street, BRB 13-059, Baltimore, MD 21201, USA)
資料名： Nutrients (Web)  (Nutrients (Web))
巻： 9  号： 10  ページ： 1080  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7255A  ISSN： 2072-6643  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 出生前エタノール曝露は,作業記憶,反転学習およびヒトおよび動物における注意セットシフトのような実行機能における障害と関連している。これらの挙動はコリン作動性脳領域の正常構造と機能に依存する。コリンによる補給は,胎児アルコールスペクトル障害のげっ歯類モデルにおける多くの行動を改善し,正常ラットにおける作業記憶機能を改善することができる。著者らは,出生後期間にコリンを補給すると正常およびエタノール曝露動物における青年期の作業記憶を改善するという仮説を検証し,青年期における作業記憶の関与は他の認知領域に移行し,成人期における実行機能に持続的な影響を及ぼすという仮説を検証した。エタノール含有液体食(ET;3%v/v)または非エタノール液体食(CT)を与えられた対照ダムを与えられたラットの雄と雌の子孫を,出生後の日(P)16-P30から1日1回コリン(Cho;100mg/kg)または生理食塩水(Sal)を注射した。動物を青年期の作業記憶試験で訓練/試験し,その後,若年成人期の注意セットシフトと反転学習を行った。思春期において,ETラットは,CT-Salより基準に達するために,より多くの訓練を必要とした。コリンは,CTおよびET動物の両方に対し,作業記憶能力を改善した。若い成体期において,ET動物はセットシフトと反転作業に関しても不十分に機能した。欠損は雌ETラットよりET雄ラットにおいてより強かったが,Choは両性において性能を改善した。青年期におけるChoと作業記憶訓練の組み合わせを与えられた雄ラットは,他のET群よりも基準を達成するために有意に少ない試験を必要とし,早期介入が持続的な改善を引き起こすことを示唆した。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 成体 ,  思春期 ,  齧歯類 ,  胎児 ,  動物 ,  *ラット ,  ヒト ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム ,  アミノアルコール
準シソーラス用語： 成年期 ,  青年期 ,  逆転学習 ,  *出生 ,  *認知障害 ,  *作動記憶 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 場所への遅延型非マッチング ,  胎児のアルコールスペクトラム障害 ,  栄養 ,  認知柔軟性 ,  T迷路

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  有機化合物の毒性  (GZ02030Y)

物質索引 (2件)： エタノール ,  コリン

引用文献 (91件)：

• May, P.A.; Gossage, J.P.; Kalberg, W.O.; Robinson, L.K.; Buckley, D.; Manning, M. Prevalence and epidemiologic characteristics of FASD from various research methods with an emphasis on recent in-school studies. Dev. Disabil. Res. Rev. 2009, 15, 176-192.
• May, P.A.; Blankenship, J.; Marais, A.S.; Gossage, J.P.; Kalberg, W.O.; Barnard, R. Approaching the prevalence of the full spectrum of fetal alcohol spectrum disorders in a South African population-based study. Alcohol. Clin. Exp. Res. 2013, 37, 818-830.
• Connor, P.D.; Sampson, P.D.; Bookstein, F.L.; Barr, H.M.; Streissguth, A.P. Direct and indirect effects of prenatal alcohol damage on executive function. Dev. Neuropsychol. 2000, 18, 331-354.
• Kodituwakku, P.W.; May, P.A.; Clericuzio, C.L.; Weers, D. Emotion-related learning in individuals prenatally exposed to alcohol: An investigation of the relation between set shifting, extinction of responses, and behavior. Neuropsychologia 2001, 39, 699-708.
• Kodituwakku, P.W. Neurocognitive profile in children with fetal alcohol spectrum disorders. Dev. Disabil. Res. Rev. 2009, 15, 218-224.

タイトルに関連する用語 (6件)： コリン ,  作業記憶 ,  トレーニング ,  エタノール ,  出生前曝露 ,  認知障害