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J-GLOBAL ID：201802213987630553   整理番号：18A0699403

災害時の栄養・食生活支援に対する自治体の準備状況等に関する全国調査-「避難所における栄養の参照量」の認知度と活用状況について-

A Nationwide Survey on Local Governments’ Preparedness for Nutrition Assistance during Natural Disasters: Recognition and Application of “Nutritional Reference Values for Feeding at Evacuation Shelters”

著者 (7件)： 須藤紀子 (お茶の水女大 基幹研究院) ,  須藤紀子 (日本栄養士会) ,  松本幸子 (お茶の水女大 生活科学) ,  笠岡(坪山)宜代 (日本栄養士会) ,  笠岡(坪山)宜代 (医薬基盤・健康・栄養研) ,  山田佳奈実 (お茶の水女大 生活科学) ,  下浦佳之 (日本栄養士会)
資料名： 日本災害食学会誌  (Journal of Japan Disaster Food Society)
巻： 5  号： 2  ページ： 1-8  発行年： 2018年03月 
JST資料番号： F1745A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 災害時のよりよい栄養・食生活支援のためには,「避難所における栄養の参照量(以下,栄養の参照量」)を活用した平常時からの準備が必要である。そこで全国の自治体による栄養の参照量の認知度及び活用状況を把握することを目的とした。全都道府県,保健所設置市及び特別区の衛生主管部(局)長,及び市町村の保健医療福祉担当者を対象に,郵送法による質問紙調査を行った。回収率は71.1%であった(n=1272)。栄養の参照量を「知っている」と回答した自治体は47.5%であり,その中で活用している自治体は6.5%であった。傾向性の検定の結果,認知度・活用状況ともに都道府県,保健所設置市及び特別区,市町村の順に有意に低くなっていた。栄養の参照量を今後活用したいと考えている自治体が今後活用していくために望むこととして,「活用例を知りたい」が8割,「わかりやすい研修をしてほしい」が6割を占めた。研修への要望は市町村で最も高かった(p=0.038)。(著者抄録)

シソーラス用語： 自然災害 ,  *助成 ,  栄養 ,  生活 ,  自治体 ,  *食品 ,  栄養管理 ,  実態調査
準シソーラス用語： *災害支援 ,  食生活 ,  *災害食

分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (14件)：

• 迫和子.災害時の栄養問題と管理栄養士・栄養士の必要性.日本栄養士会雑誌.2011,54(8),p.470-473.
• 宮城県保健福祉部健康推進課.みやぎの食育通信 復興応援版 Vol.1. http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/49407.pdf,(2017-01-05).
• 内閣府(防災担当).資料8 東日本大震災の避難所生活者数の推移について. http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/h24_kentoukai/1/pdf/8.pdf,(2017-01-05).
• Nobuyo, Tsuboyama-Kasaoka; Yuko, Hoshi; Kazue, Onodera; Shoichi, Mizuno,Kazuko, Sako. What factors were important for dietary improvement in emergency shelters after the Great East Japan Earthquake? Asia. Pac. J. Clin. Nutr. 2014, 23(1), p.159-166.
• 厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室.避難所における食事提供の計画・評価のために当面の目標とする栄養の参照量について. http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001a159-img/2r9852000001a29m.pdf,(2017-02-03).

タイトルに関連する用語 (10件)： 災害 ,  栄養 ,  食生活支援 ,  自治体 ,  状況 ,  調査 ,  避難所 ,  参照 ,  認知度 ,  活用