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J-GLOBAL ID:201802214034043936   整理番号:18A0808258

楕円フローの増強は高エネルギー重イオン衝突における一次相転移を知らせることができる

Enhancement of elliptic flow can signal a first order phase transition in high energy heavy ion collisions
著者 (9件):
資料名:
号: 17-80  ページ: 12P  発行年: 2017年08月18日 
JST資料番号: L0911B  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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エネルギー範囲3≦√S<sub>NN</sub>≦30GeVでのmid-central Au+Au衝突における楕円フロー,v<sub>2</sub>,のビームエネルギー依存性を,微視的輸送モデルJAMの枠内で調べた。JAMの3つの異なるモードの結果を比較した;カスケードモード,ハドロン平均場モード,一次相転移とクロスオーバ転移で修正された修正状態方程式による新しいモード。標準ハドロン平均場は楕円フローv<sub>2</sub>を抑制するが,一方で一次相転移(またクロスオーバ転移)の効果を含めると√S<sub>NN</sub><30GeVで楕円フローは増強された。これは,高エネルギー重イオン衝突において生成された系の初期の圧縮段階の圧力勾配に対してv<sub>2</sub>が高感度であることに起因する。「楕円フロー」,v<sub>2</sub>=<(p<sub>x</sub><sup>2</sup>-p<sub>y</sub><sup>2</sup>)/p<sub>T</sub><sup>2</sup>>,と呼ばれるスケールされたエネルギー流の増強または抑制は,初期の圧縮段階で卓越して起こる,平面外-「スクイーズドアウト」と呼ばれる平面から外れたフロー,p<sub>y</sub>>p<sub>x</sub>,すなわち,v<sub>2</sub><0,に起因すると理解される。続いて,膨張段階で面内フローが卓越する,p<sub>x</sub>>p<sub>y</sub>,v<sub>2</sub>>0。「バウンスオフ」と呼ばれるdirectedフロー,v<sub>1</sub>(y)=<p<sub>x</sub>(y)/p<sub>T</sub>(y)>,は圧力の独立した尺度であり,それは反応平面における横運動量移動を迅速に構築する。スペクテータ物質が,最も高い圧縮が起こるparticipant火の玉領域から出るとき,堅い膨張がより大きなv<sub>2</sub>に導く。3≦√S<sub>NN</sub>≦10GeVのビームエネルギー範囲で三つの横方向フロー係数,動径方向フローv<sub>0</sub>~v<sub>⊥</sub>,directedフローv<sub>1</sub>,楕円フローv<sub>2</sub>,を合わせた解析から,圧縮と膨張の異なるシナリオが区別される:初期段階の状態方程式への特徴的な依存性が観察される。楕円フローおよび横動径方向フローの両者の増強と,同時に起こる核子のdeirectedフローの崩壊は,高エネルギー重イオン衝突において生成される最高バリオン密度において一次相転移が実現されるかどうかの明確なシグネチャーを与える。(翻訳著者抄録)
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