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J-GLOBAL ID:201802214220356997   整理番号:18A1153638

形態学的亜型により異なる乳頭周囲腺癌における腫瘍浸潤マクロファージおよび樹状細胞の臨床的重要性【JST・京大機械翻訳】

The clinical importance of tumour-infiltrating macrophages and dendritic cells in periampullary adenocarcinoma differs by morphological subtype
著者 (8件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 152  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7330A  ISSN: 1479-5876  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】樹状細胞(DC)および腫瘍関連マクロファージ(TAM)は,腫瘍細胞および腫瘍進行に対する先天性および適応免疫応答を結びつけるのに不可欠である。これらの細胞は免疫療法の潜在的標的であり,腫瘍微小環境における免疫状態を調べるための取り扱いを提供する。本研究の目的は,膵臓癌を含む膨大部周囲腺癌における予後および化学療法応答に対するそれらの影響を,特に形態学的サブタイプに関して検討することであった。【方法】免疫原性未成熟CD1a+樹状細胞(DC)の密度,およびMARCO+,CD68+およびCD163+組織関連マクロファージ(TAM)を,膵頭十二指腸切除術を受けた175例の連続例,膵臓胆管型(PB型)を有する110例および腸型(I型)形態の65例の腫瘍を伴う組織マイクロアレイにおいて免疫組織化学により分析した。Kaplan-MeierおよびCox回帰分析を,5年全生存(OS)に及ぼす免疫細胞浸潤の影響を測定するために適用した。【結果】CD1a+DCsの高密度は,PB型における減少したOSに対する独立予後因子であったが,I型腫瘍においてはそうではなかった(調整HR=2.35;95%CI1.13-4.87)。CD68+とCD163+TAMの高密度は全コホートにおいて低OSと有意に関連していたが,非調整分析(HR=1.67;95%CI1.06~2.63,及びHR=1.84;95%CI1.09~3.09)のみで,形態学的サブタイプによる層では相関しなかった。MARCO+マクロファージの高密度はI型では予後不良と有意に関連したが,PB型腫瘍ではそうではなかった(HR=2.1495%CI1.03~4.44)。この相関は補助化学療法で治療した患者でのみ明白であった。他の研究した免疫細胞の予後値は,アジュバント化学療法による層で有意に異ならなかった。結論:本研究からの結果は,腫瘍原性未成熟DCsの高い浸潤は,PB型乳頭周囲腺癌患者におけるより短い生存を独立に予測し,TAMsのMARCO+サブタイプの高密度はI型腫瘍患者におけるより短い生存を予測することを示す。これらの結果は,周囲膨大部癌に関連するバイオマーカー研究において形態学的サブタイプを考慮することの重要性を強調し,樹状細胞を標的とする治療がPB型腫瘍の治療において価値がある可能性があることを示し,それは最悪の予後と関連している。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  腫よう免疫 
引用文献 (32件):
  • CA Cancer J Clin; Cancer statistics, 2016; RL Siegel, KD Miller, A Jemal; 66; 1; 2016; 7-30; 10.3322/caac.21332; CR1;
  • J Investig Med; Pancreatic ductal adenocarcinoma: a review of immunologic aspects; MB Wachsmann, LM Pop, ES Vitetta; 60; 4; 2012; 643-663; 10.2310/JIM.0b013e31824a4d79; CR2;
  • Cell.; Macrophage diversity enhances tumor progression and metastasis; BZ Qian, JW Pollard; 141; 1; 2010; 39-51; 10.1016/j.cell.2010.03.014; CR3;
  • J Clin Pathol; Inflammatory cells contribute to the generation of an angiogenic phenotype in pancreatic ductal adenocarcinoma; I Esposito, M Menicagli, N Funel, F Bergmann, U Boggi, F Mosca; 57; 6; 2004; 630-636; 10.1136/jcp.2003.014498; CR4;
  • Mediat Inflamm.; Inflammation and cancer: extra- and intracellular determinants of tumor-associated macrophages as tumor promoters; GJ Szebeni, C Vizler, K Kitajka, LG Puskas; 2017; 2017; 9294018; 10.1155/2017/9294018; CR5;
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