文献

J-GLOBAL ID：201802214308849011   整理番号：18A1495466

高炉スラグ混合セメント系防食塗料の防食特性に関する電気化学的検討

Electrochemical Study on Blast Furnace Slag Mixed Cement-based Anticorrosive Paint

著者 (5件)： 天野佳絵 (エス・エルテック) ,  森山実加子 (エス・エルテック) ,  池田幹友 (ダイキ工業) ,  日比野誠 (九州工大 大学院) ,  貝沼重信 (九大 大学院)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 67  号： 8  ページ： 331-335  発行年： 2018年08月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,高炉スラグ混合セメント系防食塗料の防錆因子の有無が防錆効果に与える影響を電気化学的に評価した。防錆層中のアルカリ雰囲気を提供する高炉スラグ混合セメントは腐食因子の侵入抑制効果があり,亜硝酸塩と併用することで単体の使用と比較して防錆効果が高くなる。また,亜硝酸塩が防錆効果を発揮する条件として,強アルカリかつ[NO₂^-]/[Cl^-]≧1の亜硝酸濃度が必要である。硫酸イオンに対しては塩化物イオンのときよりも少ない亜硝酸イオン量で防錆効果が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *防食塗料 ,  高炉セメント ,  鉄筋コンクリート ,  金属腐食 ,  防食 ,  *電気化学反応 ,  亜硝酸塩 ,  塩基 ,  海水腐食 ,  塩化ナトリウム ,  陽極防食 ,  硫酸イオン ,  アニオン ,  pH依存性 ,  *鉄筋腐食 ,  防錆 ,  アルカリ性 ,  塩化物イオン ,  強塩基
準シソーラス用語： 高炉スラグセメント ,  強アルカリ ,  アノード防食

分類 (2件)： 防食  (WB03040M) ,  金属への塗装  (YJ04030I)

引用文献 (5件)：

• 1)Nihon douro kyoukai, Koudourokyou Boushoku Binran, pp.1-68(2014).
• 2)A. Kobayashi, S. Ushijima, I. Kamuro and M. Koshikawa, Jpn. Soc. Civ. Eng[420]pp.51-60(1990).
• 3)Y. Kasai, Contr. J. JCI, 21[3]pp.8-18(1983).
• 4)ASTM C 876-91(Reapproved 1999): Standard Test Method for Half-Cell Potentials of Uncoated Reinforcing Steel in Concreate, Annual Book of ASTM Standards, Vol.03.02, pp.457-462(1999).
• 5)H. Yamashiro, K. Okada, H. Hashimoto and S. Tottori, Contr. J. JCI, 22[1]pp.307-312(2000).

タイトルに関連する用語 (5件)： 高炉スラグ ,  混合セメント ,  防食塗料 ,  防食特性 ,  電気化学