抄録/ポイント：
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:血友病A(HA)患者における異なる因子(FVIII)濃縮物の薬物動力学(PKs)に多くの注意が払われているが,厳しいHAを有する若い少年では限られた情報が入手可能である。本研究では,中国における重度のHAを有する少年におけるFVIII産物のPKパラメータを評価することを目的とした。【方法】合計36人の男児(血漿由来[pd]-FVIII,n=15;組換え型[r]FVIII,n=21)を,北京小児病院で2015年1月から2016年5月に登録した。還元4サンプリング時間点設計(1時間,9時間,24時間,および48時間後)に従って,FVIII生成物のpK特性を研究した。【結果】平均半減期(t1/2)は10.99±3.45時間(範囲5.52~20.02時間)で,平均in vivo回収率(IVR)は,IU/kg当たり2.01±0.42IU/dlであり,平均クリアランス(CL)は4.34±1.58ml・kg-1・h-1(範囲2.29~7.90ml・kg-1・h-1)であった。また,FVIIIPKを潜在的に調節するいくつかのパラメータの影響も解析した。年齢は,FVIII半減期と密接に関連していた(R2=0.32,P<0.01)。FVIIIのt1/2は年間0.59時間増加した。年齢の他に,von Willebrand因子抗原(VWF)も,FVIII半減期と関連していた(R2=0.52,P<0.01)。血液群Oを有する患者は,非O血液群を有する患者より短いFVIII半減期を有した(9.40±0.68時間対12.3±0.79時間,t=2.70,P=0.01)。FVIIIIVRは年齢(R2=0.21,P<0.01)およびVWF:Agレベル(R2=0.28,P<0.01)と相関した。Cl率は,若い患者でより速く,低いVWF:Agレベルを有する患者でより速かった。FVIIIのCl率は,血液群O対非血液群O群において高かった(5.02±0.38vs4.00±0.32ml kg-1 h-1,t=2.53,P=0.02)。結論:重症HAを有する中国人男子は,他の民族群と類似のPK値を有し,個々の患者の間のFVIIIPKにおいて大きな差がある。年齢,血液群およびVWF:Agレベルは,FVIIICLに対する重要な決定因子である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】
