抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】頚動脈アテローム硬化性プラークと正常頸動脈におけるヒトサイトメガロウイルス核酸(HCMVDNA)とヘマグルチニン様酸化低密度リポ蛋白質受容体-1(LOX-1),マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)-2,MMP-9の発現を比較する。ヒトサイトメガロウイルス感染と頚動脈アテローム硬化との関係を検討する。方法:31例の頸動脈内膜剥離術後の頸動脈アテローム硬化性プラーク標本をアテローム性動脈硬化群とし、すべての標本は術後12時間以内に採取した。また、性別、年齢とアテローム性動脈硬化群の相応した28例の正常な頭蓋内動脈標本を対照群とし、死亡後12時間以内に死体解剖を行い、採集した。【方法】insituハイブリダイゼーションを用いて,2群のHCMVDNA発現を検出し,LOX-1,MMP-2,MMP-9発現を免疫組織化学法で検出した。HCMVDNA陽性細胞数,HCMVDNA陽性と陰性発現者,脂質レベル正常と異常患者のLOX-1,MMP-2,MMP-9陽性細胞数を,頚動脈アテローム性動脈硬化症と非随伴危険因子を伴う患者の間で計数した。結果:アテローム性動脈硬化群のHCMVDNA、LOX-1、MMP-2、MMP-9の陽性発現率は、LOX-1、MMP-2、MMP-9陽性染色面積の中央値とOD値の中央値はいずれも対照群より顕著に高かった(P<0.05)。頚動脈アテローム性動脈硬化症群の高TG血症、血清LDLレベル>2.60mmol/Lと既往喫煙者HCMVDNA陽性細胞数は相応するリスクファクターがない患者より高かった(P<0.05)。アテローム硬化群のHCMV陽性者のLOX-1陽性細胞数はHCMV陰性者より明らかに高く(P<0.05)、HCMV陽性者とHCMV陰性者のMMP-2、MMP-9陽性細胞数を比較すると、統計学的有意差はなかった(P>0.05)。05).LOX-1,MMP-2,およびMMP-9陽性細胞の数には,TGが正常であった(P>0.05)が,LDL>2.6mmol/Lの患者のLOX-1陽性細胞の数は,LDLのそれより有意に高かった(P<0.05)。結論:HCMV感染はアテローム性動脈硬化の危険因子の一つであり、LOX-1、MMP-2及びMMP-9は頚動脈アテローム硬化の病理過程に参与し、HCMV感染はLOX-1遺伝子発現のアップレギュレーションを通じてアテローム性動脈硬化の発生、発展を促進する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】