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J-GLOBAL ID：201802214521128119   整理番号：18A0416612

混合溶剤による熱可塑性CFRPのリサイクル

著者 (5件)： 坂本大輔 (埼玉県産業技術総合セ) ,  熊谷知哉 (埼玉県産業技術総合セ) ,  小熊広之 (埼玉県産業技術総合セ) ,  原田雅典 (埼玉県産業技術総合セ) ,  関根正裕 (埼玉県産業技術総合セ)
資料名： 埼玉県産業技術総合センター研究報告(Web)  (Reports of Saitama Industrial Technology Center (Web))
巻： 15  ページ： 1-5 (WEB ONLY)  発行年： 2018年01月 
JST資料番号： U0500A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(CFRTP)から炭素繊維(CF),樹脂,溶剤をそれぞれ回収することを目的として,混合溶剤によるCFRTPの溶解-分離方法について検討した。CFRTPの樹脂には,ポリカーボネート(Polycarbonate(PC))を使用した。1,3-Dioxolane-THF(Tetrahydrofuran)系混合溶剤を用いて超音波処理によりCFRTP中のPCを溶解させ,CFを分離回収することができた。溶解後の溶液は,蒸留により混合溶剤を回収でき,残液からはPCを分離回収することができた。Hansen溶解度パラメータ(HSP)を利用して溶剤の混合比を評価した結果,実験結果と類似の傾向を示すことが確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： 有機溶媒 ,  *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  ハイブリッド複合材料 ,  炭素繊維 ,  混合液体 ,  有用物質回収 ,  *リサイクル ,  *高分子廃棄物 ,  分離 ,  ポリカーボネート ,  酸素複素環化合物 ,  超音波照射 ,  溶解 ,  蒸留 ,  溶解度パラメータ ,  混合比 ,  体積率 ,  回収率 ,  環状エーテル
準シソーラス用語： Hansenの溶解度パラメータ ,  ジオキソラン ,  炭素繊維強化熱可塑性プラスチック

分類 (1件)： 高分子廃棄物処理  (YH01020W)

物質索引 (1件)： THF

引用文献 (9件)：

• 影山裕史,廃棄物資源循環学会誌 24,5(2013)351
• (株)三菱総合研究所,平成21年度経済産業省委託調査 炭素繊維・複合材料のリサイクル技術等に関する調査成果報告書
• NEDO 平成20年度~24年度成果報告書,サステナブルハイパーコンポジット技術の開発
• 坂本大輔,熊谷知哉,小熊広之,関根正裕:混合溶剤による熱可塑性CFRPのリサイクル, 埼玉県産業技術総合センター研究報告, 14, (2016),39
• 坂本大輔、関根正裕: 高度FRPリサイクルシステムの開発, 埼玉県産業技術総合センター研究報告, 13, (2015),40

タイトルに関連する用語 (4件)： 混合溶剤 ,  熱可塑性 ,  CFRP ,  リサイクル