文献

J-GLOBAL ID：201802214541973061   整理番号：18A1298017

淡水微生物群集における炭素とリンの生物地球化学サイクルの結合の証拠【JST・京大機械翻訳】

Evidence for Coupling of the Carbon and Phosphorus Biogeochemical Cycles in Freshwater Microbial Communities

著者 (1件)： Anderson O. Roger (Department of Biology, Lamont-Doherty Earth Observatory, Columbia University)
資料名： Frontiers in Marine Science (Web)  (Frontiers in Marine Science (Web))
巻： 5  ページ： 20  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7076A  ISSN： 2296-7745  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水生環境における炭素とリン酸塩サイクルの役割にかなりの注意が払われているが,淡水と海洋生態系におけるCとPサイクルの結合の実験的解析にはあまり注意が払われていない。天然池-水微生物群集により調製した実験室ミクロコスム実験を用いて,淡水微生物群集におけるリン循環を駆動するアルカリ性ホスファターゼの微生物生産と溶存有機炭素の結合に対する証拠を示した。微生物C含有量とアルカリ性ホスファターゼ活性(APA)の増加に及ぼす微生物群集(細菌と従属栄養性ナノ鞭毛虫を含む)におけるグルコースC添加の影響を,C添加なしの対照マイクロコズムとの関連で評価した。C添加は,非添加培養(5.1±1.7)と比較して,C補給処理(6.5±0.6)において全微生物APA(pmol/min~1μg~(-1)細菌C)を増加させた。C補給処理における微生物結合APAは,対照培養(1.3±0.8)と比較して特に増強された(4.4±0.9)が,水生相における遊離(可溶性)APAの量は対照と比較して少なかった(n=5,p<0.001)。アルカリ性ホスファターゼ活性は,C補給培養における細菌密度と高度に相関し(r=0.97),さらに,C補給が微生物アルカリ性ホスファターゼの高生産を通してリン再ミネラル化を増加させるという仮説を支持した。この研究室ベースの実験研究は,淡水と海洋環境におけるCとPサイクルの結合に関する追加研究が,水生微生物群集動力学におけるこれら2つの生物地球化学サイクルの役割のより詳細な詳細への生産的洞察をもたらす可能性があることを示唆する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 培養 ,  *生物地球化学的循環 ,  バイオマス ,  *炭素 ,  可溶性 ,  細菌 ,  *リン ,  鞭毛虫類 ,  *微生物 ,  リン酸塩 ,  海洋環境 ,  *淡水 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： マイクロコズム ,  *微生物コンソーシアム , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 水性アルカリ性ホスファターゼ ,  細菌Cバイオマス ,  生物地球化学サイクル ,  従属栄養ナノ鞭毛虫Cバイオマス ,  微生物食物網 ,  リンのバイオミネラリゼーション ,  プランクトン微生物群集

分類 (1件)： 土壌生物  (FB04050N)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (6件)： 淡水 ,  微生物群集 ,  炭素 ,  リン ,  生物地球化学サイクル ,  証拠