抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
岡山県では和牛放牧において,県北部では冬季の放牧が難しいため県南部への預託放牧を進める必要がある。しかし県南部は放牧に慣れていない管理者が多い。そこで和牛放牧を推進するために,ICTを活用した県北部と県南部との情報システムを介した放牧の運用方法について検討した。本システムはインターネット回線を利用したパソコン操作による飼育管理方法である。本方法の確立に当たっては,スピーカーを使った音楽によるウシの誘導,インターネットカメラ画像による牛体評価のスコア化および実証試験を実施した。その結果,スピーカーは半径100m程度の範囲で45dBを確保できることが分り,その設置位置も特定できた。インターネットカメラ画像による牛体の評価に関しては,飼料摂取量の変化と牛体評価の関係はカラーパネルの活用が有効であり,栄養度判定も可能であることが分かった。システム運用実証試験では不具合は発生しなかった。以上,本方法によれば遠隔地からの放牧管理に有効であることが分かった。