抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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山口県推奨品種である「かおり野」促成栽培において,育苗期間の短縮や育苗過程の省略による省力化と,短期間に集中していた定植適期の分散を目的として,花芽未分化苗の本ぽ直接定植技術の確立に取り組んだ。高設栽培では,慣行遮光資材を栽培ハウスに被覆し,8月上中旬に鉢受けした子苗を9月上中旬に順次直接定植することで,慣行育苗と同程度の年内収量が得られた。また,遮熱性資材を栽培ハウスに被覆して,7月中旬に鉢受けした子苗を8月上中旬に順次直接定植して,慣行育苗と同程度以上の年内収量が得られた。子苗直接定植とクラウン冷却を組み合わせると,花芽分化の更なる前進化が可能となった。地床栽培では,遮熱性資材を栽培ハウスに被覆することを必須とし,8月中下旬に鉢受けし9月上中旬に切り離した子苗を直接定植することで,慣行育苗と同程度の年内収量を得られた。子苗を30日間冷蔵すると収穫開始が大幅に遅れるため,切り離した子苗は速やかに栽培床に定植する必要があった。(著者抄録)