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J-GLOBAL ID：201802214679506387   整理番号：18A0112288

先端技術の仕組みに触れるLCDデバイス作製の教材化

The Teaching Materials of the LCD Device Manufacture to Conflict with Device of the Advanced Technology

著者 (7件)： 石見勝洋 (日本大学理工学部) ,  平野壮哉 (日本大学理工学部) ,  豊田陽己 (日本大学短期大学) ,  伴周一 (日本大学理工学部) ,  大久保尚紀 (日本大学理工学部) ,  村上雅彦 (日本大学理工学部) ,  山本寛 (日本大学理工学部)
資料名： 工学教育  (Journal of JSEE)
巻： 65  号： 6  ページ： 6_109-6_112(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： L4363A  ISSN： 1341-2167  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヨウ素染色を行ったビニロンLCDフィルムから偏光フィルムを作製する手続きを開発し,TN液晶デバイスの自作に適用した。偏光フィルムは次のように作製した。すなわち,ビニロンフィルム片を約15分間ルゴール液に浸し,その後人手でビーカーの外側で引き延ばした。フィルムは偏光フィルタとして利用するために,35mmのスライドマウントに取り付けた。提案した手続きを用いることによって,実験授業プログラムの実験教材としてTNL液晶デバイスの作製を設計した。液晶デバイスは一対のITOガラス電極,液晶(4-シアノ-4(-ペンチルビフェニル)),及び一対の偏光フィルタからなる。本デバイスにおける液晶分子を適切に配向するために,双方のITOガラス板にポリビニールアルコールを塗布し,各板の塗布面をそれぞれ水平隆起と垂直隆起を与えるためにナイロン布でこすった。提案したプログラムを実験授業(90分,学生14人)に適用した。学生の86%がデバイスの働きの確認に成功した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 先端技術 ,  *液晶ディスプレイ ,  パネル ,  膜 ,  教示 ,  光学フィルタ ,  スライド ,  ガラス電極
準シソーラス用語： LCDパネル ,  LCDフィルム ,  *LCDモジュール ,  ビニロンフィルム ,  フィルム ,  ポリビニールアルコール ,  授業 ,  偏光フィルタ

著者キーワード (10件)： 工学教育 ,  液晶ディスプレイ ,  物作り ,  探究活動 ,  体験学習 ,  Engineering Education ,  Liquid Crystal Display ,  Manufacturing ,  Investigation Activity ,  Work Study

分類 (1件)： 入出力装置  (JC04050U)

引用文献 (6件)：

• 1) 石見勝洋, 村上雅彦, 他 : 実験教材化を目的とした市販ビニロンフィルムとルゴール液を用いた偏光膜の作成, 日本大学理工学部一般教育教室彙報, 99, pp.21-25, 2015
• 2) 文部科学省 : 高等学校学習指導要領解説 理科編, pp.45, 2009
• 3) 高分子学会編 : ディスプレイ用材料, 共立出版, pp.18, 2012
• 4) 藤掛英夫 : 液晶ディスプレイ, 映像情報メディア学会誌, 61-3, pp.300-302, 2007
• 5) 日本セラミック協会編 : ディスプレイ材料, 日刊工業新聞社, pp.13, 2013

タイトルに関連する用語 (4件)： 仕組み ,  LCD ,  作製 ,  教材化