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J-GLOBAL ID：201802214704716753   整理番号：18A2003435

異なる作用機序を持つ化学物質へのヒト曝露のバイオマーカーとしてのリンパ球細胞質分裂阻止小核アッセイ(L-CBMN)の妥当性:系統的レビューの合成【JST・京大機械翻訳】

Validity of the Lymphocyte Cytokinesis-Block Micronucleus Assay (L-CBMN) as biomarker for human exposure to chemicals with different modes of action: A synthesis of systematic reviews

著者 (3件)： Kirsch-Volders Micheline (Laboratory for Cell Genetics, Faculty of Sciences and Bioengineering, Vrije Universiteit Brussel, Brussels, Belgium) ,  Fenech Michael (Commonwealth and Scientific Industrial Research Organization, Genome Health and Personalised Nutrition Laboratory, Food and Nutrition Flagship, Adelaide, South Australia, 5000, Australia) ,  Bolognesi Claudia (Environmental Carcinogenesis Unit, Ospedale Policlinico San Martino, L.go Rosanna Benzi, 10 16132, Genova, Italy)
資料名： Mutation Research. Genetic Toxicology and Environmental Mutagenesis  (Mutation Research. Genetic Toxicology and Environmental Mutagenesis)
巻： 836  号： PA  ページ： 47-52  発行年： 2018年 
JST資料番号： W2380A  ISSN： 1383-5718  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 同じ選択と評価基準を適用した最近14の系統的レビューは,与えられた化学的または化学的混合物へのヒト曝露により誘導されたDNA損傷のバイオマーカーとしてのリンパ球における小核の誘導を分析した。個々のレビューにおいて得られた結果は,リンパ球(L-CBMN)におけるCytokinesis-Block-Miconucleusアッセイの妥当性を評価するために要約され,職業的および環境的曝露研究におけるその使用に対する推奨を提案する。すべての系統的レビューは,曝露対象者におけるMN頻度の一貫した増加を,調査した全ての遺伝毒性化合物または化学物質群において,以下の減少順に明らかにした。それらは以下の通りである。すなわち,Cr/Ni,塩化ビニル,ホルムアルデヒド,Hg/Pb/Cd,細胞質/アスベスト/他の繊維,多環芳香族炭化水素,エチレンオキシド,ブタジエン,スチレン,および石油/誘導体である。2つのレビューは推奨される曝露限界との結果を比較し,スチレンに対して,MNは推奨閾値限界以下では誘導されず,塩化ビニルに対しては,L-CBMNデータに基づく安全な曝露限界は現行のものより低いことが分かった。したがって,L-CBMNは遺伝毒性化学物質に曝露された個体群におけるDNA損傷を評価するための有効なバイオマーカーであると思われる。多くの欠点が,ライフスタイルパターン,特に食事及び曝露評価のような交絡因子の評価において報告されており,これら全ての因子はMN頻度の大きな変動性に寄与する可能性があり,1つ以上の組織(例えばリンパ球及び頬細胞)におけるMNの頻度及び起源に関する情報は,関与する機構のより良い理解を提供する可能性がある。自動化MNスコア化システムを用いて,細胞数を増加させ,より多くの個人をスクリーニングすることは,データ信頼性を増加させ,変異原性と発癌性の間の関連に関する情報を提供し,慢性および/または混合曝露が関与する場合に誘導される遺伝毒性効果を明らかにする必要がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： DNA損傷 ,  クロム ,  *バイオマーカー ,  遺伝毒性 ,  *小核 ,  安全性 ,  ニッケル ,  自動化 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  アスベスト ,  *リンパ球 ,  *化学物質 ,  芳香族炭化水素 ,  ビニル化合物 ,  脂肪族アルデヒド ,  脂肪族塩素化合物

著者キーワード (4件)： リンパ球細胞質分裂阻止小核 ,  バイオモニタリング ,  遺伝毒性 ,  系統的レビュー

分類 (2件)： 遺伝的変異  (EC01030Y) ,  産業衛生,産業災害  (GB05000S)

物質索引 (3件)： スチレン ,  ホルムアルデヒド ,  塩化ビニル

タイトルに関連する用語 (11件)： 作用機序 ,  化学物質 ,  ヒト曝露 ,  バイオマーカー ,  リンパ球 ,  細胞質分裂 ,  阻止 ,  小核 ,  アッセイ ,  妥当性 ,  系統的レビュー