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J-GLOBAL ID:201802214833861969   整理番号:18A1912243

特異な分解反応を利用するアクリル系硬化樹脂の硬化反応および架橋ネットワーク構造の解析(I報)反応熱分解ガスクロマトグラフィー

Characterization of Curing Reaction and Cross-linking Network Structures in Cured Acrylic Resins Using Specific Decomposition Reactions (Part I) Thermally-assisted Hydrolysis and Methylation Gas Chromatography
著者 (1件):
資料名:
巻: 53  号: 10  ページ: 328-337  発行年: 2018年10月30日 
JST資料番号: S0871A  ISSN: 0285-3787  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アクリレート型紫外線(UV)/電子ビーム(EB)硬化樹脂の化学構造を,特異な試料分解を用いて特性化した。最初に,UV硬化試料を,テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを用いた熱支援加水分解およびメチル化(THM)ガスクロマトグラフィーにより解析した。硬化樹脂中のエステル結合で選択的に起こるTHM反応により形成された架橋連鎖を反映する,構成単量体およびプレポリマからの生成物だけでなく,メチルアクリラート(MA)およびそのオリゴマ(六量体まで)も,パイログラムで観察された。これらの生成物を,化学組成,構成単量体の分子量(プレポリマ),硬化における二重結合変換,及びネットワーク接合点の配列分布により解釈した。さらに,UV硬化樹脂を,試料の超臨界メタノーリシスと組み合わせたマトリックス支援レーザ脱離/イオン化質量分析(MALDI-MS)により特性化した。メタノーリシス生成物をサイズ排除クロマトグラフィーとそれに続く個々の構成成分のMALDI-MS測定により分別した。分解生成物の観察された分布は,UV硬化樹脂におけるネットワーク接合点が約2,000のアクリレートユニットから構成されていることを示唆した。さらに,より複雑な共重合体型UV/EB硬化樹脂試料におけるネットワーク構造さえも,高分解能MALDI-MSを用いたこの方法によって特性化することに成功した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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高分子固体の構造と形態学  ,  高分子の分子量分布,分別 
引用文献 (28件):
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