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J-GLOBAL ID:201802214865033866   整理番号:18A0716001

強力な抗不整脈化合物,EL20はカルモジュリン欠損リアノジン受容体2型を選択的に阻害する【JST・京大機械翻訳】

EL20, a potent antiarrhythmic compound, selectively inhibits calmodulin-deficient ryanodine receptor type 2
著者 (17件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 578-586  発行年: 2018年 
JST資料番号: W3164A  ISSN: 1547-5271  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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カテコールアミン作動性多形性心室頻拍(CPVT)は,筋小胞体(SR)からの拡張期カルシウム陽イオン(Ca2+)漏出を増加させる心臓リアノジン受容体RyR2の突然変異により引き起こされる不整脈性疾患である。RyR2からのカルモジュリン(CaM)解離は心不全における拡張期Ca2+漏出と関連している。テトラカイン誘導体EL20がCPVTモデルにおけるRyR2からの異常なCa2+放出を阻害するかどうかを決定し,阻害の根底にある機構を調べた。心筋細胞および誘導性心室頻脈における自発的Ca2+スパークを,EL20または媒体の存在下でのRyR2(R176Q/+マウス)におけるR176Q変異に対してヘテロ接合性のCPVTマウスモデルで評価した。外因性CaMの有無にかかわらず,ヒツジ心臓SRまたはプロテオリポソームに再構成した精製RyR2を用いた単一チャンネル研究を用いて,阻害機構を評価した。EL20はR176Q/+筋細胞における異常なCa2+放出を強く阻害し(最大阻害濃度=35.4nM),R176Q/+マウスにおいて不整脈を減少させた。精製したRyR2の単一チャンネル活性のEL20阻害は,R176Q/+筋細胞(半最大阻害濃度=8.2nM)で見られるように,同様の範囲で生じた。100nMまたは1μMのCaMを添加した心臓SRまたは精製RyR2に対する単一チャンネル活性の阻害は,200~1000倍の効力の低下を示した。本研究は,しばしば不全心臓と関連する,CaM解離から生じる漏出性RyR2を阻害する抗不整脈化合物の開発のための潜在的な治療機構を提供する。著者らのデータはまた,CaM解離がCPVT結合R176Q突然変異を伴う不整脈の病因に寄与する可能性を示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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循環系の基礎医学  ,  心臓 
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