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J-GLOBAL ID：201802214937008355   整理番号：18A0694680

塩性湿地におけるヒロクチカノコカノコの分布特性

Distribution characteristic of Neripteron sp. in salt reed marsh

著者 (4件)： 大谷壮介 (大阪府立大学工高専) ,  大田直友 (阿南工高専) ,  東和之 (阿南工高専) ,  上月康則 (徳島大 環境防災研究セ)
資料名： 日本ベントス学会誌  (Japanese Journal of Benthology)
巻： 72  号： 2  ページ： 71-78  発行年： 2018年03月31日 
JST資料番号： L3763A  ISSN： 1345-112X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,四国の徳島県河口周辺の2箇所の干潟における日本の絶滅危惧種の1つであるNeripteron sp.(アマオブネガイ科,腹足綱)の分布特性を明らかにすることであった。Neripteron.を含む腹足類の分布と環境変数を(1)2004年と2007年10月に吉野川河口のヨシ湿地で70地点(小規模)と124地点(大規模),(2)2005年10月に勝浦川河口の130地点で調査した。Assimineidae spp.,Neripteron sp.,Cerithidea moerchiiは吉野川ヨシ湿地の優占種であった。吉野川のNeripteron sp.個体群密度は,勝浦川のものより高かった。さらに,ヨシ密度は吉野と勝浦河川間でほぼ類似していた。しかし,吉野川におけるヨシの枯葉数は,勝浦川のものより14倍多かった。小型Neripteron sp.(<11mm)はヨシ枯葉に付着したことが分かった。重回帰分析と異なる時間と空間での決定木から,ヨシの枯葉数がNeripteron sp.の分布に影響する最も重要な環境変数であることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *腹足類 ,  湿地 ,  徳島県 ,  生息分布 ,  変数 ,  河川 ,  ヨシ ,  草原 ,  生息密度 ,  自然環境 ,  多重回帰分析 ,  ディシジョンツリー
準シソーラス用語： Assimineidae ,  Cerithidea moerchii ,  *Neripteron ,  *ヒロクチカノコカノコ ,  ヨシ原 ,  塩性湿地 ,  環境変数 ,  吉野川 ,  勝浦川 ,  底質環境

分類 (2件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  動物生態学一般  (EE03010W)

タイトルに関連する用語 (2件)： 塩性湿地 ,  分布