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J-GLOBAL ID:201802214975218744   整理番号:18A1642361

標的化および迅速mRNA開裂のためのM1GSリボザイムの構築;ETS-2癌遺伝子への応用【JST・京大機械翻訳】

Construction of an M1GS Ribozyme for Targeted and Rapid mRNA Cleavage; Application on the Ets-2 Oncogene
著者 (8件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 604-616  発行年: 2018年 
JST資料番号: W3639A  ISSN: 1573-4064  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 不明 (ARE)  言語: 英語 (EN)
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背景:標的RNAのRNアーゼP仲介切断は,遺伝子サイレンシングのための有望なツールとして提案されている。Ets-2プロトオンコジーンは,癌および免疫に関与する広範な遺伝子の発現を制御する。目的:Ets-2 mRNAを標的とする機能的RNアーゼPベースのリボザイム(M1GS303)の構築。【方法】Ets-2mRNAの標的化のためのアクセス可能部位を,フットプリント分析によって同定した。M1GS303リボザイムをクローニングにより構築した。大腸菌細胞及びヒト細胞系におけるスピラマイシンの存在又は不在下でのリボザイムの活性をRT-PCRにより定量した。ヒト細胞系におけるEts-2の内在性発現のサイレンシングにおけるリボザイムの効率をRT-PCR,ウェスタンブロット法および免疫蛍光分析により調べた。結果:M1GS303とEts-2標的遺伝子を有するプラスミドで共形質転換した大腸菌細胞において,Ets-2 mRNAは,非存在下でIPTG誘導後93%12時間,スピラマイシン存在下で4時間後に減少した。Ets-2は,ヒト胎児腎臓細胞系HEK293およびM1GS303プラスミドをトランスフェクトしたT細胞系Jurkatにおいて急速に下方制御された。細胞をスピラマイシンで培養したとき,M1GS303のサイレンシング効果はかなり速かった。Jurkat細胞において,Ets-2ダウンレギュレーションは,プロモーター上にEts-2結合部位を持つIL-2,IL-4及びIFN-αサイトカイン遺伝子の発現のアップレギュレーションをもたらしたが,それはそのプロモーター上のEts-2結合部位を欠くIL-10遺伝子の発現に影響を及ぼさなかった。結論:M1GS303リボザイムは細菌および哺乳類細胞においてEts-2 mRNAを効果的に切断し,その活性はスピラマイシンにより増強される。T細胞系JurkatにおけるEts-2遺伝子のダウンレギュレーションは,IL-2,IL-4およびIFN-αサイトカイン遺伝子をアップレギュレートする。M1GS技術は,従来の遺伝子干渉療法および様々な病理学における遺伝子サイレンシングの効果の描写に対するより良い代替法である可能性がある。Copyright 2018 Bentham Science Publishers All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子操作  ,  生物学的機能 

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