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J-GLOBAL ID:201802214978922370   整理番号:18A0342209

日本における陸上蛇紋岩をホストとする白馬八方温泉からの非生物起源炭化水素の化合物と位置特異的炭素同位体特性【Powered by NICT】

Compound- and position-specific carbon isotopic signatures of abiogenic hydrocarbons from on-land serpentinite-hosted Hakuba Happo hot spring in Japan
著者 (8件):
資料名:
巻: 206  ページ: 201-215  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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有機化合物の非生物的合成は蛇紋岩化を伴う可能性があるので,蛇紋岩をホストとする水熱/温泉システムは初期地球上の生命の起源と初期の進化に重要な役割を果たしていることが提案されている。しかし,進行中の蛇紋化系において観測されていることを明らかに非生物起源炭化水素の生成機構はまだ十分に制約されている。白馬日本,八方における地上蛇紋岩をホストとする温泉中の炭化水素の新しい地球化学的研究を報告した。C_5炭化水素への観測されたC_1の化合物特異的および位置特異的炭素同位体分析を行った。δ~13C値と逆炭素数間に正の直線関係は,八方試料におけるC_1C_5に直鎖アルカンで見られた。この同位体傾向は,本研究で開発した単純な重合モデルと一致した。著者らのモデルは,特定のアルカンに対して,その後追加された炭素の全てが同じ同位体組成を持ち,これらは成長する炭素鎖の最初の炭素に関して~13Cに枯渇していると仮定している。のこのモデルの当てはめは八方アルカンは 8.9±1.0‰の一定速度論的同位体分別によるメタンからの重合経由で生成することができることを示唆した。アルカン間で類似した炭素同位体関係をいくつかの蛇紋岩をホストとする海底熱水系で観察され,同じプロセスである一般的な蛇紋岩化作用場における非生物的炭化水素の原因であることを示し,白馬八方温泉だけでなくした。さらに,今回開発したモデルは,他の潜在的非生物源天然ガスと実験的に合成した炭化水素生成物に適用可能である。初めて,蛇紋岩系から誘導した天然試料からのプロパンの分子内~13C組成を決定した。プロパンにおける分子内~13C分布は化合物特異的同位体分析によって識別できない異なる重合機構を同定するために重要な可能性を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
岩石圏の地球化学一般  ,  海洋地質学  ,  同位体地質学 

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