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J-GLOBAL ID：201802215037916362   整理番号：18A0656376

沿岸観光地における津波避難意識・行動に関する基礎的研究

FUNDAMENTAL STUDY ON EVACUATION BEHAVIOR AND CONSCIOUSNESS OF TSUNAMI DISASTER AT COASTAL SIGHTSEEING REGION

著者 (2件)： 鈴木弘司 (名古屋工業大学大学院) ,  竹村亮佑 (八千代エンジニヤリング株式会社)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 73  号： 5  ページ： I_559-I_568(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,沿岸観光地を自動車で走行中に南海トラフ巨大地震が発生したときの想定避難行動に着目し,アンケートデータにもとづき,回答者の個人属性,災害に対する意識,事前情報の有無との関係性について分析を行ったものである.沿岸観光地における想定避難行動に関する統計的分析を行った結果,事前情報を与えて地震に対して津波災害を連想させることで早期に避難する意識を高めることができるが,同時に自動車での避難を誘発する傾向があることがわかった.また,内陸に住む沿岸観光客は早期避難に対する意識が低い傾向がみられたため,事前情報の提供や災害に関する知識の周知により早期避難意識を醸成させること,加えて観光施設等での徒歩避難を促す情報提供が必要であることを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *観光地区 ,  沿岸帯 ,  *津波 ,  *避難 ,  プレート間地震 ,  大地震 ,  交通 ,  自然災害 ,  損害 ,  人間行動 ,  自動車 ,  情報サービス ,  統計解析 ,  アンケート ,  分散分析
準シソーラス用語： *沿岸観光地 ,  共分散構造分析 ,  自動車交通 ,  津波災害 ,  南海トラフ巨大地震 ,  避難行動

著者キーワード (4件)： consciousness analysis ,  tsunami evacuation ,  coastal sightseeing region ,  tourist driver

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  観光,レクリエーション  (RD04030J)

引用文献 (13件)：

• 1) 片田敏孝,児玉真,桑沢敬行,越村俊一:住民の避難行動にみる津波防災の現状と課題-2003年宮城県沖の地震・気仙沼市民意識調査から-,土木学会論文集,No.789/II-71,pp. 93-104, 2005.
• 2) 八重山地方防災連絡会:津波防災マニュアル,2013.
• 3) 総務省消防庁:東日本大震災記録集,2013.
• 4) 中央防災会議:津波避難対策検討ワーキンググループ,2014.
• 5) 山本尚明,村上仁士,上月康則,後藤田忠久:四国における津波被災地住民の意識構造分析に基づく津波防災のあり方について,海岸工学論文集,第45巻,pp. 381-385, 1998.

タイトルに関連する用語 (7件)： 沿岸 ,  観光地 ,  津波 ,  避難 ,  意識 ,  行動 ,  基礎的研究