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J-GLOBAL ID:201802215075161230   整理番号:18A0806075

エタノールはArabidopsis thalianaとイネにおいて活性酸素種を解毒することにより高塩分ストレス耐性を増強する【JST・京大機械翻訳】

Ethanol Enhances High-Salinity Stress Tolerance by Detoxifying Reactive Oxygen Species in Arabidopsis thaliana and Rice
著者 (16件):
資料名:
巻:ページ: 1001  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7094A  ISSN: 1664-462X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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高塩分ストレスは植物成長と作物収量にかなり影響する。したがって,植物における高塩分ストレス耐性を強化する技術の開発は重要である。本研究では,エタノールがArabidopsis thalianaおよびイネにおける高塩分ストレス耐性を強化することを明らかにした。エタノール誘導耐性の基礎となる分子機構を解明するために,A.thaliana苗を用いてマイクロアレイ解析を行った。著者らのデータは,1,323および1,293の遺伝子の発現レベルが,それぞれNaClの存在および不在下でエタノールによって上方制御されることを示した。高塩分耐性に関連する活性酸素種(ROS)シグナル伝達関連遺伝子の発現は,塩ストレス条件下でエタノールによって上方制御された。これらの遺伝子のいくつかはROSスカベンジャーおよび転写因子(例えばAtZAT10およびAtZAT12)をコードしている。RT-qPCR分析はAtZAT10とAtZAT12の発現レベル,およびサイトゾルアスコルビン酸ペルオキシダーゼ(APX)をコードするAtAPX1とAtApx2が,高塩分ストレスへの曝露時に未処理の対照植物よりもエタノール処理植物で高いことを確認した。さらに,A.thalianaのサイトゾルAPX活性は塩分ストレスに応答してエタノールにより増加した。さらに,3,3′-ジアミノベンジジン(DAB)およびニトロブルーテトラゾリウム(NBT)による組織化学的分析は,ROS蓄積がA.thalianaおよびイネにおける塩ストレス条件下でエタノールにより阻害されることを明らかにし,その中でDAB染色データをさらに過酸化水素(H_2O_2)含有量により確認した。これらの結果は,エタノールがROSを解毒することによって高塩分ストレス耐性を強化することを示唆する。著者らの知見は,農業的に重要な圃場栽培作物の塩ストレス耐性を改善するための意味を持つ可能性がある。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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遺伝子発現 
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