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J-GLOBAL ID:201802215165193884   整理番号:18A0059332

液体クロマトグラフィー/質量分析法および高分解能質量分析法を用いた廃水処理プラントで意図せずに生成した有機ハロゲン化合物の定量および定性分析

Quantitative and Qualitative Analysis of Organic Halogenated Compounds Unintentionally Generated in Wastewater Treatment Plants using Liquid Chromatography/Mass Spectrometry and High-Resolution Mass Spectrometry
著者 (5件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 137-144  発行年: 2017年12月18日 
JST資料番号: L1101A  ISSN: 0917-2408  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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廃水処理プラント(WWTP)で意図せずに生成したビスフェノールA(BPA),塩素化BPA,臭素化BPAの同時測定のために,液体クロマトグラフィー/質量分析法(LC/MS/MS)を開発した。本研究の目的は,芳香環が塩素あるいは臭素で1,2,3,あるいは4置換されたBPAを誘導化することなく,完全に分離し選択的に定量できるLC/MS/MS法を開発することである。本方法において,LODは0.01~0.16μg/L,回収率50.6~77.9%,RSD4.3~16%であった。WWTPにおいて次亜塩素酸ナトリウムで殺菌処理された排水から生成したハロゲン化BPAについても分析した。工業製品に含まれているBPAやBr4BPAは,殺菌処理前において豊富なBPA類であった。大量の工場排水を受け取る処理施設では,殺菌処理によりほとんどのハロゲン化BPA濃度は減少する。Br4BPA濃度は殺菌処理により明らかに減少したが,Cl4BPA濃度は増加傾向であった。この結果は,殺菌処理によりBPAおよびハロゲン化BPA(特にBr4BPA)からCl4BPAが生成したことを示唆している。LC/Q-TofMSを用いた正確な質量分析の結果,殺菌処理後の排水中に3種の別の化合物が見出され,その一つはBPAに関連した塩素化ダイオキシンの前駆体であるクロロフェノールであった。医薬品の元素組成を持つ化学物質も発見された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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下水,廃水の化学的処理  ,  有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析 
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引用文献 (22件):

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