抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:赤血球分布幅(red blood cell distribution width、RDW)のレベル及び入院後のその動態変化が急性膵炎(acutepancreatitis,AP)の予後に対する評価価値を検討する。方法:2010年1月から2017年6月にかけて、桂林医学院付属病院で収容治療したAP患者120例、軽症群(MAP、43例)、中-重症群(MSAP、32例)及び重症群(SAP、45例)を選択した。SAP群と診断されたかどうかによって,SAP群(n=75)とSAP群(n=45)に分けた。SAP群を,生存群(n=25)と死亡群(n=20)に分けた。対照群は健康診断者(30名)であった。患者の入院時のRDW、入院48時間後のRDW、対照グループのRDW及びその他の関連臨床資料を収集し、各グループ間のRDWの差異、RDWの動態変化、RDWとAPACHE IIスコア、Ranson採点の相関性を比較した。被験者の動作特性曲線(ROC)を用いて、曲線下面積(AUC)を確定し、RDWがAPの重症度と予後に対する価値を分析した。【結果】SAP群におけるRDWと入院48時間後のRDWは,他の3つの群におけるそれらより有意に高かった(P<0.001)。SAP群とMSAP群において、入院48時間後のRDWと入院時のRDW変化は大きくなかった(P>0.05)。多変量ロジスティック回帰分析において、入院時のRDW、APACHE IIスコア、Ransonスコアなどの指標はSAP診断及び院内死亡の独立危険因子であった(P<0.05)。入院時のRDWによるSAPの予測値のROC曲線分析によると、RDW AUCは0.953(95%CI:0.899~0.983、P<0.001);入院時におけるRDWの最適閾値は13.9%,感度は95.56%,特異性は81.33%であった。入院時のRDWによるSAP院内死亡に対する予測値ROC曲線分析により、RDW AUCは0.849(95%CI:0.711~0.938、P<0.001);入院時におけるRDWの最適閾値は16.2%であり,感度は70.00%,特異性は92.00%であった。結論:RDWはAPの重症度と予後を予測することができ、同時にRDWの動態変化はAPの病状に対して比較的に良い予測価値があるかもしれない。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】