文献

J-GLOBAL ID：201802215290705165   整理番号：18A1563078

温暖地早期栽培の水稲有機栽培圃場における雑草の発生消長と除草機による防除効果

Weed-elimination Effect of Rotavating in Organic Rice Cultivation Systems and Seasonal Variations in Early Emergence of Weeds in Warmer Regions

著者 (3件)： 宇賀神七夕子 (千葉県農林総合研究セ) ,  西川康之 (千葉県農林総合研究セ) ,  鶴岡康夫 (千葉県農林総合研究セ)
資料名： 千葉県農林総合研究センター研究報告  (Annual Research Bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture and Forestry Research Center)
号： 10  ページ： 79-88  発行年： 2018年03月31日 
JST資料番号： S0686C  ISSN： 1883-5295  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 温暖地である千葉県において,5月中旬移植(早期栽培)の水稲有機栽培における雑草の発生消長及び生育段階と動力型除草機による除草適期との関係を明らかにした。また,チェーン除草機と動力型除草機との除草効果の違いを明らかにした。1.ノビエは移植13~20日後には出揃う傾向にあるが,コナギ及びホタルイが出揃うのは移植約1か月後の傾向である。2.動力型除草機では,ノビエ及びホタルイは1葉期,コナギは2葉期までに除草を行えば,ほぼ全て防除できる。3.動力型除草機による2回除草を行う場合は,1回目をノビエ1葉期に,その約7日後に2回目を実施することで最も高い除草効果を得られる。4.除草適期よりも遅い動力型除草機による2回除草では防除効果が劣り,雑草害により水稲の生育及び収量が劣る。5.チェーン除草機は動力型除草機よりもホタルイに対する除草効果が低い。(著者抄録)

シソーラス用語： 温帯 ,  早期栽培 ,  *水稲 ,  *有機農法 ,  *雑草 ,  *雑草防除 ,  *除草機 ,  イネ科 ,  ミズアオイ科 ,  カヤツリグサ科 ,  作物収量 ,  圃場試験
準シソーラス用語： ノビエ ,  コナギ ,  ホタルイ

分類 (4件)： 稲作  (FC03020C) ,  雑草による植物被害  (FC04062J) ,  栽培的防除  (FC05020Q) ,  圃場作業用機械  (FB03020Z)

引用文献 (20件)：

• 千葉県(2014)第 2 次千葉県有機農業推進計画.<https://www.pref.chiba.lg.jp/annou/organic/h27organic-keikaku.html>.最終アクセス 2017年8月3日.
• 千葉県・千葉県農林水産技術会議(2015)稲作標準技術体系. 309pp.
• 千坂英雄(1966)水稲と雑草の競合.雑草研究.5:16-22.
• 古谷勝司・片岡孝義(1978)水田における野生ヒエの生育と種子生産.雑草研究.23:30-35.
• 福島祐助・大隅光善・田中浩平(1995)北部九州の水稲早期栽培における雑草の発生消長と除草剤の処理時期.雑草研究.40:1-7.

タイトルに関連する用語 (9件)： 温暖地 ,  早期栽培 ,  水稲 ,  有機栽培 ,  圃場 ,  雑草 ,  発生消長 ,  除草機 ,  防除効果